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青春18×2 君へと続く道のlowのレビュー・感想・評価

青春18×2 君へと続く道(2024年製作の映画)
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インスタで投稿を見た2023.10月下旬からずっと楽しみにしてた作品、台湾の色鮮やかな風景と蒸し暑いほどの熱気が、どれほどの景色を見せてくれるのかとワクワクしてて、清原さんの芝居もとっても楽しみで、期待しないように思っても期待してしまう程楽しみだった、念願だった。


なによりも、色が、台湾のも日本のもの、綺麗で。
18歳と22歳のジミーとアミの心が綺麗で。
どれほど美しいものを見ているのだろうと思うだけで胸が苦しくなるほど美しかった。

台湾語?中国語?聞き馴染みのない言語だからこそ、変に感情的にならずに見れたし、俯瞰的に見れたのは流れ的にも良かったなと感じた。時々出てくるジミーとアミの日本語にほっこりしたし、愛おしかった、
ランタン飛ばすお祭りで、アミがまっすぐジミーを見つめて抱きしめて有難うと言ったシーンは、もうその心の真っすぐさと綺麗さと何とも言えない苦しさに胸が痛かった、大号泣ですよ、
清原さんの芝居は本当に、一音も落とさないほど真っ直ぐで、紡ぐ言葉一文字一文字に意思があって、アミがその場にいて、どれほどピュアなんだろうと、その心に惹かれた。ジミー役の許光漢さんも本当に綺麗で、良い意味で本当にそこに居る感じがよりジミーを魅力的に見せてた。
道枝、黒木華さん、黒木瞳さん、リュウ役のジョセフ・チャンさん、旅の途中で出会う「二度と会わない友人」との出会いが、ジミーの中で膨れ上がる想いになるのも素敵だったし、その表現に惹かれた。

壁画にたくさんの思い出があったのも、アミからのラブレターの最後には結局2人で乗ったバイクが描かれていたのも。
お互いタイプを聞かれて「アクティブな4個上」「髪短い年下」って言ったのも、愛おしくてたまらないし、若者の青春映画は沢山あるけど、ここまで苦しくて綺麗なものを映し出せたことに感動感激。

ジミーが結局アミが死んでることを分かった上で旅に出て、回り道をして、また前に向くシーンでは色鮮やかに戻ってて、結末が分かってるからこそ良い映画だった。

やはり良かった期待して良かった。とても良かった。
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