MasaichiYaguchi

ナイトスイムのMasaichiYaguchiのレビュー・感想・評価

ナイトスイム(2024年製作の映画)
3.1
憧れのプール付き物件に引っ越した一家を襲う恐怖を描いたホラー映画は、「もし自分の身に起こったらどうするだろう?」と考えさせる、家族愛が試されるような背徳感溢れるストーリーがスリリングに繰り広げられる。
本作は、「エクソシスト/信じる者」「透明人間」「ゲット・アウト」など衝撃作を次々と世に放つブラムハウス・プロダクションズと、「ソウ」「死霊館」など大ヒットホラーシリーズを生み出したジェームズ・ワンが「M3GAN/ミーガン」に続いて最恐タッグで放つ最新作で、ウォーラー一家が、新居を満喫するのも束の間、やがてこの家のプールに得体のしれない謎が潜むことに気付き、逃れることの出来ない恐怖へと引きずり込まれていく様を描いていく。
「ソウ」シリーズのジェームズ・ワンと「ゲット・アウト」のジェイソン・ブラムが「M3GAN ミーガン」に続いてタッグを組んで製作を手がけ、ブライス・マクガイア監督が2014年にロッド・ブラックハーストと共同で制作したショートフィルムをもとに自らのメガホンで長編映画化した本作では、ドラマ「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」のワイアット・ラッセルがレイ、「イニシェリン島の精霊」のケリー・コンドンが妻イブを演じている。
プール開きも間も無くというこの頃、子ども時代にプールで溺れたことがあったり、水中で目を開けた時に底が見えない恐怖という悪夢を、本作は呼び覚ますような気がする。