このレビューはネタバレを含みます
新年初映画鑑賞。
B級ホラーを予想してたけど思った以上にストーリーが良かった。
どちらかと言うと仄暗い水の底からのような人間ドラマに重きを置いてる作品。
監督はそこから着想を得たんじゃないかと思った。
だいたいこの手の映画だと親が不在にしてる間に仲間を呼んで酒・ドラッグを使ってレッツパーティ!って感じになるけど、とにかく子ども達が良い子。
あとレベッカが可哀想すぎる。
亡くなった今でもお母さんを探していて、エリオットとママを自身の境遇と重ねれば道連れにしてもおかしくない。
それなのに、助かるように教えてあげたり、、出来ればレベッカも一緒に水面まで連れて行ってあげて欲しかった。
そのシーンが1番胸が苦しくなった。
お父さんも息子を助けるために自ら犠牲になってるし。とにかく登場人物達が良い人すぎてホラー映画感があまりない。
親が子どもを想う気持ちとか、反対に子どもが親を想う気持ちの尊さとか。
そういう細かな描写や言動に気付くことが増えたなと思うようになった。
同じ映画でも見る年齢や環境の変化によって受け取り方が変わるから1度きりで終わらすのは勿体無いんだろうなーと。
まさかこの映画でそんな事を考えるなんて思わなかったけど。
諸悪の根源がプールじゃなくて水にあるというのも良かった。評価の割に結構面白かった。