キャンチョメ

清作の妻のキャンチョメのネタバレレビュー・内容・結末

清作の妻(1965年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

ここまで重い映画を観たのは久々だった。

どう考えてもお兼の周囲が異常過ぎる。しかし、その異常が「普通」な世の中なので、お兼は気狂い、アバズレ扱い。失明したことでその異常さに清作は気付くけど、そばに居るのはお兼と兵助だけ。とは言え、お兼と清作が一緒になれたことがせめてもの救いか。
自分がこの時代に生まれていたら、とても耐えられないので、言葉にならないほど2人に同情してしまう。

男たちに暴力を受けるお兼と、子どもたちに石を投げられる清作を助けようとする兵助を観て、涙が出そうになる。彼ほど心優しい人が、もっと2人の周りにいたらな…。
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