雄八e

清作の妻の雄八eのレビュー・感想・評価

清作の妻(1965年製作の映画)
4.0
増村保造作品はほぼ全く触れてこなかったがこんなヘビーな作品を生み出していたのか

貧困故に老人に売られた女と
あまりに実直すぎる男
純粋すぎる二人が田舎地獄に翻弄される

基本的には反戦映画なのだが戦争や政府の愚かさではなく、民衆の愚かさを徹底的に描いてるのが他の反戦映画と一線を画している
軍人を褒め称え戦勝を祝うのと、同じ相手を陰で表で嘲笑い罵倒するのが、交互に何度も何度も描かれる

純粋すぎる二人が二人だけの幸せを掴むのが唯一の救いか
雄八e

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