言動のアレコレが現代の感覚からするとかなりアウトでドキッとする
思わず眉を顰める下世話な台詞ばかりなのに小津マジックでほんのり上品さが漂うのがこわい
この時代は本当にこんな感じだったのかな…選択の自由がなくて生き辛そうと思う反面、道が決まってるのって楽なのかな
いや、でもやっぱり嫌だな
同じ国で数十年で意識や感覚がこれだけ変わるのも不思議。古い映画ならではの面白さ、文化的にもある意味貴重かも
実家もアパートも会社もバーも街並みも、整然としていて清潔感があってとても良かった。きちんとしていて作り込まれた美術館みたいな美しさで妙に安心する