「あなたは5W1Hが抜けがちだね」なんてことを職場で言われたりしたこともあるけれど、この映画を見て私がいかに説明過多になっているかを思い知ってほしい。
こんなに全ての行動原理がわからない映画が娯楽映画としてそれなりの地位を築いていたこと。当時の観客の補完力に感服してしまう。
なんでも考察すりゃいいってわけじゃない。
とはいえ、テーマは結構明確で、「愛憎劇」と言っても問題ないと思う。
行き過ぎた愛が身を滅ぼすみたいなのは結構普遍的なテーマだと思うけど、そのテーマに対して「秘密の箱」みたいなノリを持ち込むのは発想力に脱帽です。
全ツッコミ上映会、やってみたいな。