YUKIさんの映画レビュー・感想・評価

YUKI

YUKI

映画(414)
ドラマ(8)
アニメ(0)

恋するプリテンダー(2023年製作の映画)

3.8

こういう映画が必要です。
こんな王道ラブコメ見たかった!と思わせてくれる映画。

悪は存在しない(2023年製作の映画)

4.8

タイトル通りの話。
こんなに不気味で怖い映画はない。
モキュメンタリーとか因習村系とかをなぎ倒す本当の恐怖。
一瞬の気の緩みを与えないほどに美的ながら。

Saltburn(2023年製作の映画)

3.8

ソシオパスっぽいけど、自分の好きには嘘がないからこそ全員いなくなってもらったのだと思った。
嫌なCall me by your nameみたいな大喜利性がある。オリヴァーなのは奇遇じゃないかもね。

パスト ライブス/再会(2023年製作の映画)

4.5

こんな美しい映画ないってくらい美しい瞬間に満ち満ちている

アイアンクロー(2023年製作の映画)

3.7

フォン・エリック家の呪いを解こうとする父親が呪いを継承してしまう皮肉。

呪いを解くには勝つのではなく、離れるべきなのだというのは現代のムードに合っているとは思う(それがリアルかはおいといても)

>>続きを読む

オッペンハイマー(2023年製作の映画)

3.8

「原爆の父」の映画ではなく、オッペンハイマーの映画だった。
面白い、面白いんだが、アカデミー賞をあそこまで獲得するまでか?という気持ちはあります……

デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)

4.2

大作らしい大作。
かつて小学生の頃に見た、スターウォーズを思わせる(という言い方はDUNEには不満だろうが)壮大な世界は映画の圧倒的な娯楽性を見せている。
過度に大きい音量も映画体験の復権を狙っている
>>続きを読む

落下の解剖学(2023年製作の映画)

3.7

全部疑わしいが、グラデーションで真実らしいものを信じざるを得ないという当然が、SNS発達による「真実の暴露」によってなきものとされてしまっている。

法廷劇自体は多分オーバーなんだろうけども、そこは戯
>>続きを読む

ボーはおそれている(2023年製作の映画)

3.4

ボケ質が高い。
最後の「テーマ」、あれいらんかったすね。冷めてしまう。
そこ笑うとこやろ!みたいな厄介お笑いファンみたいな気持ちになった

瞳をとじて(2023年製作の映画)

3.9

こんなに映画らしい映画、なかなか見れない。
通底するテーマは俗っぽいというかキャッチーな感じなんですが、流れる時間のBPMはゆっくりで、対話一つ一つにも間を取っている。だから少し微睡んでしまう。

>>続きを読む

うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー(1984年製作の映画)

-

これ、当時見て友人たちと高度な考察を行った先人はある種の「バズ狙い」も行わず、草の根的にその考察を広めていったと思うと胸が熱くなりますね。

夜明けのすべて(2024年製作の映画)

4.3

不如意な身体と付き合い、並走していくさまに勇気づけられる。
私もそういう不如意さを抱えているが、どう舵を切るべきか分からない不安感が自分を無力にさせてしまう。
ただ、目標地点さえ分かれば不安さも消える
>>続きを読む

哀れなるものたち(2023年製作の映画)

4.5

女性がthingsから脱却していくさまを描く、言ってみれば今風のマイ・フェア・レディなのだと思う。
でも、この映画はマイ・フェア・レディの数倍痛快。
マイ・フェア・レディでは「男性からの教育」によって
>>続きを読む

思い出を、超えていけ。30th Documentary HAWKS(2023年製作の映画)

-

ホークスを好きになって20年が経ちました。
この20年間のホークスは強いチームでした。
短期決戦に極端に弱かったり、極端に強かったりしましたが。
交流戦では大体強く、全勝できるとすら思ったりもしました
>>続きを読む

PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

3.6

the良い映画!って感じ
映像の陰影がまさに日本を撮るためのものになっていて、サイバーパンクでないリアルな日本になっている。
それでもこういう綺麗な映画だからこそ、一瞬の違和が通常より大きくも見えてし
>>続きを読む

枯れ葉(2023年製作の映画)

3.9

恋愛の映画であるが、失恋とケアの過程も描かれているのは優しい部分だと思う。
最後のところで関係構築を諦めていない。

どうせ酒やめれてないんだろうな、って邪推するけどそこもなんとか頑張るんだよなと期待
>>続きを読む

ヘル・レイザー 4Kデジタルリマスター版(1987年製作の映画)

-

「あなたは5W1Hが抜けがちだね」なんてことを職場で言われたりしたこともあるけれど、この映画を見て私がいかに説明過多になっているかを思い知ってほしい。

こんなに全ての行動原理がわからない映画が娯楽映
>>続きを読む

(2023年製作の映画)

3.6

リベンジ!
正直衆道なら衆道、裏切りなら裏切りにフォーカスしても良かったのかもしれないと思ってしまう…。
とはいえダレることなく見れるのは良かった。


腹が痛すぎて後半全部見れなかった。
今度見ます
>>続きを読む

アメリ デジタルリマスター版(2001年製作の映画)

2.5

ケレン味がある映画が好きなんだと思っているけど、絶妙に合わなかった。
映画の面白ポイントが私の感性には合わず、少しユーモア過多というか、道化師的ジョークが連発されるのは少し胃もたれする感じもある。

Fair Play/フェアプレー(2023年製作の映画)

3.4

狂気的な恋愛の映画ではなく、
能力主義に取り憑かれた人間の映画。

ルークはプライドが高く、仕事の出来が自分を支える一つの要素。
だからこそ、昇進や仕事の失敗で自我が失われてしまう。

エミリーは能力
>>続きを読む

宮本から君へ(2019年製作の映画)

4.1

正義などどこにもなく、エゴが暴走するのみ。

空虚で無意味な発言ばかりで、まるでストレートしか投げられないピッチャーを見ているような不器用さは、正解不正解を出すことそのものがバカらしくなる。

人間の
>>続きを読む

ヒメアノ〜ル(2016年製作の映画)

3.9

左から暴力、暴力、一つ飛ばして暴力!
いじけた童貞達の空気を切り裂く暴力!
慈悲の欠片もない徹底した純粋な暴力!

ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

2.8

このレビューはネタバレを含みます

ゴジラの破壊・戦闘シーンが最高。
ゴジラの怖さはシン・ゴジラより強化されていて、人間の死がより強化されている感覚がある。そのリアルがある。

ただ、ゴジラ以外が、リアルがなさすぎるのでは。
戦後の下町
>>続きを読む

暗殺の森(1970年製作の映画)

3.8

キラーズオブ…と同様に、『考えないヤツ』は割を食うってこと。

キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン(2023年製作の映画)

3.8

最近体調があんまり良くなく、映画も見れていなかった。ので、リハビリには重たい一発を。

洗脳の怖さをまずは感じるかもしれないけど、それよりも「なんとなくで人が動いていること」のほうが怖い。
これは私も
>>続きを読む

私を野球につれてって(1949年製作の映画)

2.6

残り18分くらいで付き合い始めるのはどうなんだ…?と思ったが、突っ込むのは野暮かもしれない

キル・ビル Vol.1(2003年製作の映画)

3.7

B級を支えるのは膨大なリファレンスだと思いました。。。

栗山千明が良い。

牯嶺街(クーリンチェ)少年殺人事件 デジタル・リマスター版(1991年製作の映画)

4.1

恋愛で自分の理想押し付けまくった結果、めっちゃ相手を傷つけちゃうっていうのを丁寧に丁寧に描いている。

この映画は恋愛の行き違いというテーマが一番大きいと思うが、「落第」という主題もまた大きい。
そも
>>続きを読む

憧れを超えた侍たち 世界一への記録(2023年製作の映画)

3.8

マジな話、最後は気合とムードがすべてを決めるんだよな…と思った。
特にムードは本当に大事。
「勝てるかも」という空気感をいかに醸成させられるかがチーム力なんだなと思わされる。
高校の部活の時ですら、「
>>続きを読む

パリ、テキサス(1984年製作の映画)

-

いい映画だと思う。
どのカットも「映画的快楽」にみちみちているし、色彩の美しさも言うに及ばず。
特に赤色の美しさはやはり素晴らしい。
ただ、この映画は映画館で見る映画だと思う。
私の視聴環境では申し訳
>>続きを読む

あの頃ペニー・レインと(2000年製作の映画)

-

子供にはこういう恋愛を経験してほしいという親心が芽生えた

>|