YUKIさんの映画レビュー・感想・評価

YUKI

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Fair Play/フェアプレー(2023年製作の映画)

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狂気的な恋愛の映画ではなく、
能力主義に取り憑かれた人間の映画。

ルークはプライドが高く、仕事の出来が自分を支える一つの要素。
だからこそ、昇進や仕事の失敗で自我が失われてしまう。

エミリーは能力
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宮本から君へ(2019年製作の映画)

4.1

正義などどこにもなく、エゴが暴走するのみ。

空虚で無意味な発言ばかりで、まるでストレートしか投げられないピッチャーを見ているような不器用さは、正解不正解を出すことそのものがバカらしくなる。

人間の
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ヒメアノ〜ル(2016年製作の映画)

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左から暴力、暴力、一つ飛ばして暴力!
いじけた童貞達の空気を切り裂く暴力!
慈悲の欠片もない徹底した純粋な暴力!

ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

2.8

このレビューはネタバレを含みます

ゴジラの破壊・戦闘シーンが最高。
ゴジラの怖さはシン・ゴジラより強化されていて、人間の死がより強化されている感覚がある。そのリアルがある。

ただ、ゴジラ以外が、リアルがなさすぎるのでは。
戦後の下町
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暗殺の森(1970年製作の映画)

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キラーズオブ…と同様に、『考えないヤツ』は割を食うってこと。

キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン(2023年製作の映画)

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最近体調があんまり良くなく、映画も見れていなかった。ので、リハビリには重たい一発を。

洗脳の怖さをまずは感じるかもしれないけど、それよりも「なんとなくで人が動いていること」のほうが怖い。
これは私も
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私を野球につれてって(1949年製作の映画)

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残り18分くらいで付き合い始めるのはどうなんだ…?と思ったが、突っ込むのは野暮かもしれない

キル・ビル Vol.1(2003年製作の映画)

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B級を支えるのは膨大なリファレンスだと思いました。。。

栗山千明が良い。

牯嶺街(クーリンチェ)少年殺人事件 デジタル・リマスター版(1991年製作の映画)

4.1

恋愛で自分の理想押し付けまくった結果、めっちゃ相手を傷つけちゃうっていうのを丁寧に丁寧に描いている。

この映画は恋愛の行き違いというテーマが一番大きいと思うが、「落第」という主題もまた大きい。
そも
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憧れを超えた侍たち 世界一への記録(2023年製作の映画)

3.8

マジな話、最後は気合とムードがすべてを決めるんだよな…と思った。
特にムードは本当に大事。
「勝てるかも」という空気感をいかに醸成させられるかがチーム力なんだなと思わされる。
高校の部活の時ですら、「
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パリ、テキサス(1984年製作の映画)

-

いい映画だと思う。
どのカットも「映画的快楽」にみちみちているし、色彩の美しさも言うに及ばず。
特に赤色の美しさはやはり素晴らしい。
ただ、この映画は映画館で見る映画だと思う。
私の視聴環境では申し訳
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あの頃ペニー・レインと(2000年製作の映画)

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子供にはこういう恋愛を経験してほしいという親心が芽生えた

君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

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「群体」の映画だと思った。
とかく群れが多い。
人の群れ、鳥の群れ、ワラワラの群れ。
群れの質感がこんなに気持ち良いのはジブリ特有かもしれません。。

キラーコンドーム ディレクターズカット完全版(2023年製作の映画)

4.0

「B級っぽい」のだけど、ストーリーラインはかなりマトモだし、美しいカットも多い。
原理主義的なキリスト教への皮肉もこもった、それでいてユーモアも忘れない快作。

家族ゲーム(1983年製作の映画)

-

いまいち掴みどころがない映画だと思うが、それがこの映画の良さ。

バービー(2023年製作の映画)

3.9

フィリピンで見ました。
とりあえず日本公開したらもっかい見ます。


なんだかんだ言われるけども、これだけの難しい問題をコメディに徹し切るのはかなりの手腕だと思います。

ともすれば重くなりすぎたりす
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祇園囃子(1953年製作の映画)

4.7

傑作は次の時代を内包しており、時間を超えて語りかけることができると思っているのだが、まさしくそういった内容。
京都の色街に根付く、艶やかだけではない、舞子さんと芸妓さんの現実。

舞妓さん、芸妓さんと
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仁義なき戦い 頂上作戦(1974年製作の映画)

3.9

どんなに血で血を洗って、極道らしさを貫いても、結局権力者が得をしてなんにもならない終わりを迎えるのはあまりに現実的。

マグノリア(1999年製作の映画)

3.7

「予想だにしないことが起こる」というメタファーとしてカエルを降らせるのは理解不能の域ではあるが、
繋がりがあるようでないような個別のストーリーを飽きさせずに見させるのもまたすごいのだと思うのです。

仁義なき戦い 代理戦争(1973年製作の映画)

4.0

最後のシーンは神がかっている。
まさに仁義もへったくれもない。

仁義なき戦い 広島死闘篇(1973年製作の映画)

-

千葉真一演じる大友と北大路欣也演じる山中、どちらも種類の違う狂気に支配されていて圧巻。
最終盤のシーンは実に暗く、まさに山中が追い込まれていく様が真に迫る。

田園に死す(1974年製作の映画)

-

アヴァンギャルドな画面が続くけれど、テーマは結構一般的な部分が多いっていうのがこの映画の面白さかもしれません。
思春期の性に対する悩み、親殺し、自己に対する誠実さ。
確かに難解な部分も多いけど、単純に
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