狂気的な恋愛の映画ではなく、
能力主義に取り憑かれた人間の映画。
ルークはプライドが高く、仕事の出来が自分を支える一つの要素。
だからこそ、昇進や仕事の失敗で自我が失われてしまう。
エミリーは能力>>続きを読む
正義などどこにもなく、エゴが暴走するのみ。
空虚で無意味な発言ばかりで、まるでストレートしか投げられないピッチャーを見ているような不器用さは、正解不正解を出すことそのものがバカらしくなる。
人間の>>続きを読む
左から暴力、暴力、一つ飛ばして暴力!
いじけた童貞達の空気を切り裂く暴力!
慈悲の欠片もない徹底した純粋な暴力!
このレビューはネタバレを含みます
ゴジラの破壊・戦闘シーンが最高。
ゴジラの怖さはシン・ゴジラより強化されていて、人間の死がより強化されている感覚がある。そのリアルがある。
ただ、ゴジラ以外が、リアルがなさすぎるのでは。
戦後の下町>>続きを読む
最近体調があんまり良くなく、映画も見れていなかった。ので、リハビリには重たい一発を。
洗脳の怖さをまずは感じるかもしれないけど、それよりも「なんとなくで人が動いていること」のほうが怖い。
これは私も>>続きを読む
残り18分くらいで付き合い始めるのはどうなんだ…?と思ったが、突っ込むのは野暮かもしれない
B級を支えるのは膨大なリファレンスだと思いました。。。
栗山千明が良い。
恋愛で自分の理想押し付けまくった結果、めっちゃ相手を傷つけちゃうっていうのを丁寧に丁寧に描いている。
この映画は恋愛の行き違いというテーマが一番大きいと思うが、「落第」という主題もまた大きい。
そも>>続きを読む
マジな話、最後は気合とムードがすべてを決めるんだよな…と思った。
特にムードは本当に大事。
「勝てるかも」という空気感をいかに醸成させられるかがチーム力なんだなと思わされる。
高校の部活の時ですら、「>>続きを読む
いい映画だと思う。
どのカットも「映画的快楽」にみちみちているし、色彩の美しさも言うに及ばず。
特に赤色の美しさはやはり素晴らしい。
ただ、この映画は映画館で見る映画だと思う。
私の視聴環境では申し訳>>続きを読む
late bloomerの意味だけ分かっときたいな
「群体」の映画だと思った。
とかく群れが多い。
人の群れ、鳥の群れ、ワラワラの群れ。
群れの質感がこんなに気持ち良いのはジブリ特有かもしれません。。
「B級っぽい」のだけど、ストーリーラインはかなりマトモだし、美しいカットも多い。
原理主義的なキリスト教への皮肉もこもった、それでいてユーモアも忘れない快作。
フィリピンで見ました。
とりあえず日本公開したらもっかい見ます。
なんだかんだ言われるけども、これだけの難しい問題をコメディに徹し切るのはかなりの手腕だと思います。
ともすれば重くなりすぎたりす>>続きを読む
傑作は次の時代を内包しており、時間を超えて語りかけることができると思っているのだが、まさしくそういった内容。
京都の色街に根付く、艶やかだけではない、舞子さんと芸妓さんの現実。
舞妓さん、芸妓さんと>>続きを読む
どんなに血で血を洗って、極道らしさを貫いても、結局権力者が得をしてなんにもならない終わりを迎えるのはあまりに現実的。
「予想だにしないことが起こる」というメタファーとしてカエルを降らせるのは理解不能の域ではあるが、
繋がりがあるようでないような個別のストーリーを飽きさせずに見させるのもまたすごいのだと思うのです。
千葉真一演じる大友と北大路欣也演じる山中、どちらも種類の違う狂気に支配されていて圧巻。
最終盤のシーンは実に暗く、まさに山中が追い込まれていく様が真に迫る。
アヴァンギャルドな画面が続くけれど、テーマは結構一般的な部分が多いっていうのがこの映画の面白さかもしれません。
思春期の性に対する悩み、親殺し、自己に対する誠実さ。
確かに難解な部分も多いけど、単純に>>続きを読む