このレビューはネタバレを含みます
The Palace 2023年作品
1/10
ロマン・ポランスキー監督
オリヴァー・マスッチ ファニー・アルダン ジョン・クリーズ
ブロンウィン・ジェームズ ヨアキム・デ・アルメイダ
ルカ・バルバレスキー ミラン・ペシェル
フォルトゥナート・チェルリーノ
ミッキー・ローク シドニー・ローム モルガン・ポランスキー
舞台は1999年の大晦日で、スイスのグシュタード・パレス・ホテルでの
ディナー・パーティーが予期せぬ展開を迎える。
支配人をオリヴァー・マスッチが演じていて、客は基本的にご高齢の
人が多いのだけれど、
ポランスキーが1972年に｢Che?｣で起用したシドニー・ローム(72歳)が
出てたり、ミッキー・ローク(71歳)が出てたり、美容整形後の痛々しい
姿をさらすご高齢の方が出ていて、他の人もファニー・アルダン(74歳)、
ジョン・クリーズ(84歳)。高級ホテルはご高齢の人のものかもしれないが、
あまりに若々しさに欠ける。
そして演出に全く冴えが無い。知らなかったら、この映画みてポランスキー
の映画とは誰もおもわないと思う。下ネタばかりで
(ラストはチワワとペンギンの交尾)まったく面白くない。
出演陣もそうなのだけれど、なによりも監督の老いを感じてしまった。
ここまで酷い映画はそうそうない。
2019年の前作｢オフィサー・アンド・スパイ｣は良かったのに、
一体何があったのか。
また、娘モルガン・ポランスキーが出演しているが、クレジットは控えめだった。
