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罪と悪のSのレビュー・感想・評価

罪と悪(2024年製作の映画)
3.2
どうも大東駿介さんが主軸になると、Vシネ感が強いが、OPや中盤の閉塞的な街の鬱屈とした夕空の持つ空気感ごと内包したカメラアングルと情緒的な音楽に包まれた台詞のない部分の画創りが魅力的。

過去を背負った演技はかなり難しい類だと思うが、高良健吾さんの佇まいには説得力があった。

監督デビュー作のようで、ストーリーや役者だけでなく舞台になる街の空気感を含むのがとても上手かったので、次回作も観てみたい。
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