ダイセロス森本

ベッドタイム・ストーリーのダイセロス森本のレビュー・感想・評価

ベッドタイム・ストーリー(2008年製作の映画)
4.2
姪と甥のシッターをすることになったアダムが、最初は子供たちと距離があったものの寝る前の物語を語ることで彼らと距離を縮めていき、しかも彼の仕事にもちょっとした幸運が舞い降りるいい感じのほっとするディズニー映画。やっぱりディズニーは音楽がいいなあ。
アダムの通常運転にはちょっとブレーキをかけて、ディズニーだからもちろん下ネタもなくて、まるでいいアンクルアダムだけど、こんな彼も面白いかも。
恋の予感も、仕事運上昇の予感も、それはすべてベッドタイムストーリーがきっかけになる。大人になり子供とのかかわり方を忘れたアダムがちょっとずつまたその世界に引き込まれ、ファンタジーの物語に心をはせている姿は素敵。子供に最初に教えてしまった、「現実にはハッピーエンドなんて起こらないのさ」という言葉を、子供たちはどう受け止めたんだろう。
安定の嫌な奴も出てくるけど、これぐらいソフトな嫌なやつだったらなんかはったおせそうとか考えてる私はもう子供じゃない。

なんかわからないけど泣いてた。いつの間にか子供の心を殺しかけていた自分を哀れんでいるのか、話が良かったからか覚えてないけど、自然に涙あふれてた。
やっぱりいいな、子供って