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映画 ギヴン 柊 mixのakariのネタバレレビュー・内容・結末

映画 ギヴン 柊 mix(2024年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

漫画で好きだったみんなの表情が映画館で見られて嬉しかったです。柊の八重歯が好きです。
柊と玄純、由紀と真冬の関係性の描き方が良くて、何度も原作を読み返していました。二人は観客ではなく、由紀や真冬と同じ温度でお互いを見つめていました。執着さえあればずっと一緒にいられる。玄純の重たい言葉と渋い声が最高でした。すぐ泣く柊は可愛いです。玄純にどう思われているかは関係なく自分が好きだというだけ、腹の中は実は少しずるくて怖いところが柊らしさだと思いました。バラードのような丁寧さはない、バンドサウンドみたいに衝動的な恋愛にぞくぞくしました。お互いがお互いを好きでいて、想像を超え驚かせ合う関係は理想です。
“君が笑うたび心が動く
その揺らめきが愛だと知る
それに冒され馬鹿になりそう
綺麗なワードじゃ伝え切れんよな”
立夏の悩む顔、申し訳ないけどめちゃくちゃ可愛い。真冬のむくれ顔も、その後の展開を思うと辛いけど可愛すぎる。ここからダロー!っていうところで終わってしまったので、続きが見たくてうずうずしました。早く由紀の曲が聞きたいです。そして秋彦と春樹……急にここが一番平和なの好きすぎます。コンビニの廃棄をお茶漬けにする秋彦にときめく春樹が恋してて面白いです。間接タバコも秋彦が春樹にベタ惚れなのも良すぎました。
悩むことがあって、誰かに相談しても返ってくるのは自分の中にもあった答えで。結局自分で決めなくちゃとまたぐるぐる考えることがあります。年相応に見える立夏ですが真冬を好きになってから、そこよりも前にある“同性と付き合う”ということをちゃんとたくさん悩んで、悩まなかったはずありませんでした。お姉さんの前でそれを出さない立夏はかっこよくてでも切ないです。そんな立夏を大切に思うお姉さんが愛おしかったです。

センチミリメンタル様……(拝) 一年前行ったライブで、名前からは想像しなかった陽気なお兄さんに一瞬で心掴まれました。
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