難しいテーマを扱っているが、
非常に観やすく、分かりやすい映画だと思いました。
自分はADHDの知識もなく、何の先入観も持たずに観ました。
確かにこういう人はいたような気がするし、
自分のことを振り返っても、なんとなく分かるという部分が少しはありました。
世間からの偏見や、周りの人からの見られ方は、少し誇張しているのか、実体験を元にしているので、その体験自体がかなり昔のことだからなのかなと感じるところもあったが、映画として扱うなら、これぐらい分かりやすい方が大多数の人に理解もされやすいし、ストーリーも入っていきやすいと思います。
ADHDだからこその生きにくさ、高校2年生だからこその、将来への不安、家族や友達との関係にテーマを絞っていて、恋愛要素をあえて入れていないところに好感がもてた。
主演の2人の演技が非常に良くて、自然体の演技、感情の起伏が激しい人物をここまで自然体で演じられるのは凄いなと感じました。
もっともっと、世の中に広まってほしい映画の一つだと思います。
ADHD関係なく、
世の中に自分のことを理解してくれる絶対的な味方がひとり居れば、それだけで救われることって確実にあるなと思います。
そういう人になりたいし、そういう人を求めることがひとつの人間らしさなのかなと。