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グレムリンのtomのレビュー・感想・評価

グレムリン(1984年製作の映画)
3.5
モグワイ人形が欲しくてたまらなくなる一作ですね.

モグワイとグレムリンが人間の何かの暗喩なのかとモヤモヤしながら鑑賞しました.
答え合わせをしたところ,別に深い意味はないようです.

答え合わせには町山智浩さんの名著「ブレードランナーの未来世紀」を用いました.

同書によると,撮りたいものを好き勝手に詰め込んだらこうなったようです.

1 モグワイの元ネタは監督のペットのコッカスパニエル
2 当時流行っていた「フラッシュ・ダンス」の衣装を来たギズモが登場する
3 登場する金持ちの女性は「素晴らしき哉、人生!」へのオマージュ
4 地面から生える両足は「オズの魔法使い」へのオマージュ
5 中盤に登場するやや残酷なシーンのせいでPG13というレーティングが作られた

5からは特にポール・バーホーベンの香りがしました.

大量に登場するグレムリンの圧倒感や,撮影方法が不明な映像がある点からは技術を感じます.
しかし,好き勝手にやってるだけらしいので3.5です.
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