このレビューはネタバレを含みます
なんとも救いのない話。
エレナが終始不機嫌な顔で人に対して悪態をついてばかりいたので、あまり心を寄せることができなかったけど、それでも娘の死の真相を知った時はさすがに同情してしまった。
病気のせいというわけでもなく、もともといわゆる毒親的要素を持った母親だったけど、それでも娘にしたら実の母親、体が不自由になった親を見捨てるわけにはいかないと思う気持ちはよくわかる。
それだけに娘が気の毒でしかたなかった。
子が親を見捨てるわけにはいかないんだから、親のほうがさっさと子どもから離れて自分で施設なりなんなり探して生活してほしいよなぁ。
親子だからっていつまでももたれ合ってると、けっきょくどちらも幸せになれない。