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帰ってきた あぶない刑事のトモのレビュー・感想・評価

帰ってきた あぶない刑事(2024年製作の映画)
4.5
自分の中の三大刑事(警察)ドラマは「あぶない刑事」「西部警察」「ゴリラ~警視庁捜査第8班~」で、それは100年後も変わらないと思いますけどその世界の一つがいまだに続いているという奇跡、横浜市民としてもとても幸せ

そして個人的にあぶない刑事と言えば近藤課長のいた「もっとも~」を大きな区切り(ピーク)にしてはいますが勿論全作品大好きで続いてくれることはとても嬉しい。何よりも凄いのがこの8年の間ずっと舘ひろしさん柴田恭兵さんが映画ドラマの第一線で活躍されている事

「帰ってきたあぶない刑事」
新しいスタッフで全く違うあぶ刑事と聞いていたので少し不安だったが十分に愛情とリスペクトを感じ現代風にアレンジした想像以上に満足の作品。ということで感想書き切れません

まず前情報を入れてなかったので敵役が銀星会前尾の息子って知ってテンション上がる。タカ&ユージを狙う動機として十分過ぎる説得力。沸点も親父とメチャクチャ似ていて早乙女太一さんが凄く良い

背景を描かず醸し出す作品とは違い、あぶ刑事の肝はプライベートを感じさせないこと。なのでタカ&ユージの娘かもしれないというあぶない設定にヒヤヒヤしていたけど前述通りリスペクトある描き方。彩夏を演じた土屋太鳳さん、あぶ刑事の世界に溶け込みながら存在感を放っていて、経年と積み重ねと器用さを相乗させて日々進化している凄い俳優さんだなと改めて

冒頭8年振りのタカ&ユージを見てやはり年を取ったなって思ったけど作品が進み展開が動くにつれどんどん若返っていくのを感じてホント70代なのか?!恭様のアクション、舘さんのバイク、二人の銃さばきに鳥肌どころかウルウルしてしまった笑。素手で敵と戦うのがもうお年なので限界があるのが非常に悲しいのと、出来れば「タカ(もしくはユージ)遅えよ」と返しの台詞は是非とも入れて欲しかった

最早日本を代表するベテラン俳優の仲村トオルさんもしっかりトオルで笑、描く時間が限られていることから今作は概ね従順なトオルだったけど好きな描き方

カオルさんは内容飛んでしまうくらいの濃いめだった、過去一かもしれない笑

ナカさん渋くなってた(扇子完売泣)

他新キャストの岸谷五朗さんも西野七瀬さんも吉瀬美智子さんも今作に欠かせない人物でスクリーン映えもとても良く最高

全体を切り離してみると各所描き足りなく物足りなさも多少あるけど構成がしっかりしているので気にはならないのとやはり愛情とリスペクトを感じこれなら続編も可能なのでは?と期待してしまう
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