ENDO

ウディ・ガスリー/わが心のふるさとのENDOのレビュー・感想・評価

4.2
地上に舞い降りた天使a.k.aウディ。『北国の帝王』然り大恐慌後のホーボーと貨物列車といえば無賃乗車を許さぬ暴力警備員との対決!ソフトフォーカスで映し出される淡い光の中で繰り広げられる貧しいながらも分け与える人々の優しさを決して忘れないウディ。金とpower(権力、暴力)を前に屈する人々を鼓舞し続ける。看板屋としてテキサスからカリフォルニアを目指すが歌手として大成功。汽車の煙を浴びながら進み続ける映像の多幸感にずっと酔いしれていたい。あと嘘みたいにモテるキャラダインの存在感。まるで白昼夢。他者に読まれることを意識しないレビューが増えている。心に刻まれた作品以外は流してしまう。どんなスペクタクルが起きていようと他人事に思ってしまう。視覚と心が遊離する。作品には余白が欲しい。誘導しないで欲しい。勝手な話かもしれないが。
ENDO

ENDO