山田

マイノリティ・リポートの山田のネタバレレビュー・内容・結末

マイノリティ・リポート(2002年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

会ったこともない人物を殺すと予知される主人公。正直、その人物が息子を殺した犯人なのは想像に難くない(息子の死に関して主人公が悪い、溺死っぽい、とすべてを明かさないように工夫していたけど)ので「所詮スピルバーグもこんなもんか〜」と鼻で笑ってたら中盤の展開が意外で目玉ひん剥いてしまった。
黒幕がいるだけでなく(まあ誰かはなんとなく分かる)、ほ、法務省の兄ちゃん〜〜!ええ人やったんかワレェ!だからこそ死臭がすごかったけど(実際死んだ)、法務省の兄ちゃんいいキャラしてて大好きになった。法務省の兄ちゃんがいかにしていまのポジションに登り詰めたからを描くスピンオフドラマが待たれますなぁ!

ただ正直、このシーンいる?と思った点が無いわけではない。目玉転がるシーンとか、目が見えないせいで腐ったサンドウィッチ食べるシーンとか。あと目玉すげ替えるシーンとかも個人的にはもっと切羽詰まった感じというか、苦渋の判断で自ら眼をくり抜くとかあっても良かったかな〜と思った。それを片目だけ治してもらえるとかあると、序盤でホームレスが言ってた「片目でも見えてれば王様」って台詞が活きてきたりするのかな〜と。
ただ難癖というか、個人の感想に近いので概ね満足!いい映画だった!
山田

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