映画『WILL』
人生の価値観をぶっ壊す映画だった。
(感想)
・私たちは生きている中で、「死」を実感する場所がない。生き物の生と死を生で触れて目撃することで、自分が「生きている」こと、「いつか死ぬ」ということを実感する。便利になり過ぎた世の中では、「死にたい」とさえ感じる。生きることへの有り難みを実感するために、物質主義の世の中を捨てて、狩猟生活を始めてみたいとさえ思えた。
・人間関係に悩む暇などあるのだろうか。他者へのストレスにエネルギーを使うくらいなら、自分が本気でやりたいこと、自分を愛すことに全力で力を注いだらいいのではないか。他者への否定や悪口は、自分を愛していないから生まれるものだと思った。
(心に残ったセリフ)
・僕は山で死にたい。山で死んで、土へ還って、そして生き物が育っていく。
・この映画は、遺言だと思った。
・人間社会は複雑化している。本来、自然社会は残酷さがある。この世の中は、仕事や人間関係があって、物が当たり前にあるがゆえに、そこに生きづらさを感じている人がいる。
・生き物を狩猟することによって、自分が死ぬことを感じる。
・山に行くと、眠ることができる。
・鹿は目を開けたまま死ぬから、最後に映るのが自分であって欲しくなくて下を見てしまう。そんなにかわいそうと思うなら、自分が死ねよ、って話なんですけどね。
・他者を否定している人は、自分を愛するエネルギーが足りていないのだと思う。
・他者へのストレスにエネルギーを注ぎ込むくらいなら、僕は、山に行って、狩猟して肉を食べる。
#WILL
#東出昌大
#MOROHA