ソルトムービー

ゴーストバスターズ/フローズン・サマーのソルトムービーのレビュー・感想・評価

3.1
一番好きな映画は「ゴーストバスターズ」。
幼少の頃から何度も観てきて、いまだに不動の一位。
シリーズ通して(リブート含め)好きな作品です。

そんなゴーストバスターズの最新作。
正直言って、、、微妙!
何が微妙かというと、本作のストーリーにある薄らとした友情や成長にある。
例えば1、2、リブートはコメディという軸があった。アフターライフも家族愛という割と明確な骨子を感じられた。

本作は何か明確な、どっしりとした一本通った筋というものが見当たらない。
友情と裏切りと成長、、、それらがうっすらと組み込まれることによって、全体のメリハリがぼんやりしていた。正直言って、なくていい要素だ。
それよりもコメディに振るか、ホラーに振るかなどハッキリとした方向性に全力注いでくれたほうがすっきり楽しめただろう。

敵役の邪神の造形も、昨今のマーベル系ヴィラン的なものでイマイチ魅力が感じられなかった。

長年のファンとしては「あの人」が市長就任してたところが良かった。また、オリジナルメンバーの出番がしっかりと増えていたのも楽しめた(ビル・マーレイのひょうしょうとした演技や良し)。

マッケンナ・グレイスの演技も好きなので、是非とも続編を期待する。
ティーンを卒業して、全員大人としてのスペングラー一家の物語はまた違った魅力あるものになるだろう。
そして、一作、二作目にあったような軽く小粋なコメディとしてのゴーストバスターズを観てみたい。