笑いあり涙ありの関西人情もの。
尼ロック、尼崎閘門に関してはあちらの地方に詳しくないので知りませんでしたが、タイトル冠するほど本筋の大事な要素かは……ちょっと微妙なラインだ。
父の再婚相手が主人公(39歳ニート)より干支1周半若いというキャッチーな部分はフックではありますが、本編からするとそこら辺は割とプロローグ。
二転三転しつつも、家族の再生、再構築という部分がしっかり描かれるのは好み。
とはいえ主人公の……お前39だろ……さがなんともかんとも。
ずっと腐しているからこそ終盤にカタルシスがあるぜ!という見方も出来なくはないかもしれませんね。