このレビューはネタバレを含みます
2023/09/10鑑賞。59点。
〈あらすじ・ネタバレあり〉
アルダーソン社の社員ベス・エムホフ(演. グウィネス・パルトロウ)は香港での出張を終え、シカゴに寄って元恋人・ニールとセックスし、その後夫・ミッチ(演. マット・デイモン)と息子・クラークの待つ自宅へ帰る。
帰宅したその日からベスは体調不良を抱えていたが、2日後に突然悪化して痙攣を起こし、病院に搬送されたものの死亡する。その後、実はベスを通じて感染していたミッチも自宅で死亡。
ミッチ自身は、
ベスの発症から5日後。
香港で未知のウィルス患者が確認され、世界保健機関(＝WHO)のオランテス(演. マリオン・コティヤール)が現地へ飛ぶ。
患者自身と患者の暮らしていたアパートが隔離対象となる。
時を同じくしてベスの遺体を解剖した検視官は、彼女の脳をを見て、事例のない症状であることを関係機関に連携。
疾病予防管理センター(＝CDC)の医師・チーヴァー(演. ローレンス・フィッシュバーン)は、部下のミアーズ(演. ケイト・ウィンスレット)に指示をして、彼女を国土安全保障省に送る。
国土安全保障省とのミーティングを終えたミアーズは、国内最初のペイシェント・ゼロと思われるベス・エムホフと接触した人々へのコンタクトを取るため、ミネアポリスに向かう。
7日後。
アメリカ政府のハガティ(演. ブライアン・クランストン)は、生物兵器化した鳥インフルエンザを自分の体内に注入し、パンデミックを引き起こそうとするテロ組織の存在も疑うが、チーヴァーによって否定される。
CDCの調査により、ウイルスを構成するのが豚とコウモリの遺伝物質であることが明らかとなる。
感染後の死亡率は20%以上でこれまでに一切の事例がないためワクチンも存在しない・・・、空気感染なのか接触感染なのかも不明。
そんな中カリフォルニア大学のサッスマンが、ウイルスのサンプルからワクチン開発に必要なデータを見つけ出す。
14日後。
自称ジャーナリストの陰謀論者・アラン(演. ジュード・ロウ)は、感染者がレンギョウによって治ったという真偽の分からない情報を掴み、それを拡散する。
レンギョウを求めて強奪が起き、スーパーマーケットや銀行でも物や金が盗まれる。
ミアーズは、調査中に感染してしまう。
看護師たちはストライキを起こし、彼女は現地でまともな治療を受けることもできない・・・。
その2日後、ミアーズは死亡する。
チーヴァーは妻・オーブリーを守るため、彼女にシカゴを出てアトランタに迎うように話す。
オーブリーは、シカゴが感染者の多い地域であることやアトランタはまだ感染者が少ないことを知人に話してしまう。
さらに、チーヴァーが妻に非公開情報を話したことを清掃員に聞かれてしまう。
香港では政府職員のフェンがオランテスの現地案内を務めていたが、突如彼女を拉致する。
フェンの出身村は田舎の貧しい場所にあり、ワクチン接種は政府の意向で後回しにされてしまう。そのため村人を守るため、オランテスを人質にしたのだ。
とはいっても、オランテス自身フェンたちには同情しており、またフェンも彼女のことは丁重に扱う。
16日後。
テレビ番組に出演したチーヴァーは、陰謀論者・アランと対峙することになる。
アランは、チーヴァーが妻に非公開情報を漏らしたことや感染死亡者数を意図的に公開しなかったことを告発。
ハガティによってチーヴァーの立場は守られて引き続き仕事をすることになるが、この件が落ち着けば公聴会は免れないという。
29日後。
チーヴァーの右腕・ヘクストールはワクチンの開発に成功する。その効果を早急に実証するため、ヘクストールはワクチンを自身に注射。
感染者である父親を見舞いに行くことで、自身が感染しなければワクチンが有用であることを証明できるからだ。
だがワクチンの手配・流通に時間がかかってしまい、こればかりはどうにもできない。
131日後。
「レンギョウが感染に対する有効手段である」とデマの情報を流したアランは、その裏で大金を得ていた。
アランの共謀者はFBIとの司法取引に応じ、盗聴でアランを嵌め、証券詐欺・共同謀議、過失致死で逮捕する。
だが熱心な信者によって保釈金が集まり、アランは釈放される。
133日後。
WHOは、ワクチンとオランテスの取引に応じる。
取引は無事に終わるが、実はワクチンが偽物であったとオランテスは知る。中国政府から本物のワクチンを渡すことを反対されたためだ。
フェンたちに真実を伝えるため、オランテスは村へ向かう。
アメリカ政府は、ワクチンの配布を誕生日による抽選制にすることを発表する。
役目を終えたチーヴァーは、ヘクストールを讃え、ハガティと互いを労う。
帰宅したチーヴァーは、妻・オーブリーや清掃員の親子にワクチンを与える。
135日後。
まだワクチンを打てず外出できない娘・ジョリーのため、自宅でプロムをすることに決めたミッチ。
ミッチはジョリーと恋人の姿を優しく見守る。
感染の起源。
アルダーソン社のフェラーバンチャーが木を伐採し、その木に止まっていたコウモリが農場につく。農場で飼育されていた豚にコウモリの持つウイルスが感染。
豚は香港のホテルに出荷されて調理されるが、シェフが手を洗わずにベスの手を握ったことで感染が始まった。
