Y胃

コンテイジョンのY胃のネタバレレビュー・内容・結末

コンテイジョン(2011年製作の映画)
2.5

このレビューはネタバレを含みます

タイトルとジャケットと簡単な内容紹介で
感染系のちょっとSF?が入ったパニック映画かなと思ってみました。
パニック映画なんですが、大げさな嘘っぽい感じではなく
どちらかというとドキュメントのような現実見のある映画でした。

主人公(といっていいのかなんともですが)の家に戻ろうとした妻が海外から戻った際に急に具合が悪くなります。それは段々と悪化していき、突然泡を吹いて亡くなってしまいます。
あろうことにも息子にもそれがうつっており、その後妻を追うように亡くなってしまいます。そこから遠い他国の青年も亡くなり、遺骨を搬送している彼の彼女のような女性も亡くなりどんどんとこの謎のウィルスは感染し、世界的にパニックになります。
ブログやネットを使い本当かどうかもわからない情報が流出し、薬屋では行列のパニック。薬が手に入らないとなるとみんな目の色をかえ暴動が起きます。そして銀行、スーパーなどの店はしっちゃかめっちゃかに襲われて、主人公のご近所さんも泥棒にあい殺されてしまうリアルな恐怖が渦巻きます。

なぜだかわかりませんが、主人公とその娘には免疫があるらしくこの物語では最後まで特にひどい目に合わなく隣の恐怖に怯える程度ですみます。

他のサイド主人公たちの視点の話もあり
(大雑把にいうと政治家の視点、医者の視点、ブロガーの視点など)
各々が感染の中で自分の正義と戦い続ける映画です。
ですが、最初に言ったようにドキュメント要素が強く正直娯楽映画ではないです。暴動のシーンなどは波が激しかったですが、結構平坦な映画です。(取り扱っている内容でこういう表現はよくないのですが)

後半になるとワクチンを見つけ、世界の人にまわるのが遅くなることが問題視とされますが、主人公たちは免疫力があるので家でこもっていればなんとか無事にワクチンが打てるような感じで終わります。
ですが最後の方で主人公が妻が海外で撮った写真を見て号泣します。
このシーンは悲しいのですが、最後の最後でこの感染理由が何と無く明らかになります。

あのシーン見ると海外で料理を食べるのとか怖くなりますね。
(あれでとある国たちから訴えられなかったのか心配でしたが)
ますます海外旅行への夢が消えていく映画でした。
Y胃

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