ぺこ

コンテイジョンのぺこのレビュー・感想・評価

コンテイジョン(2011年製作の映画)
3.9
情報流通、交通が発達したグローバル化の代償が描かれた現代のパニック映画。パニックがより感染を広げるという事例が分かりやすい。

よくあるパニック映画の展開なんて実際には起きないでしょって思ってたけど、起こりうるんだなぁと最近わかってしまった。

煽動的指導者、民衆の暴徒化、救命ボートの倫理、どれも多分真理なのかも。
みんな何かしら利己的で、だけど責めきれない。

そんな中でも、自分を犠牲にして世界の危機に立ち向かっていく人は尊い。バリーマーシャルのくだりは..😢

過剰な演出もなく淡々と色んな立場の登場人物たちが選ぶ行動が描かれていく面は群像劇としても楽しめるし、日ごとに状況が変化していくさまはサスペンスとしても楽しめ、そして最後にday1が描かれる展開はミステリーチックな楽しみ方もできる。
つまり、映画としての出来が良い。
ぺこ

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