「マニアック(2012)」フランク・カルフン x アレクサンドル・アジャ製作に釣られてしまった。
オリジナルのスペイン映画「シャドウ・スナイパー(Night of the Rat/La noche del ratón)」があまりにも全てが放ったらかしでひたすら籠城して狙撃手(？)から耐えるスリラーだったので、リメイクは派手に盛ってくれるんだろうと思っていたが……
訳あり(不倫)カップルが夜中にガソリンスタンドに立ち寄ったらそこの売店で狙撃される。店に籠りながらなんとかサバイブしようとするスリラー。
男女の設定が逆だったり、謎の狙撃手がアリスを狙う理由を臭わせたり、ある人の行く末が違ったりと、オリジナルのコンセプト借りながら少しずつ変えていたのはよかったんだけど、だからと言ってそんなに面白くなったわけではなかった。
狙撃犯がそれらしき動機めいたことををあれこれ喋る割には最重要点がはっきりしないのがモヤる。で、結局なんでなの？って言いたくなる。
オリジナルがあまりにいろいろほったらかしでまるで途中で終わったかのような映画だったので、それに比べればこっちはまだマシ。
