郷宇

毒娘の郷宇のネタバレレビュー・内容・結末

毒娘(2024年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

萌花→お母さんの色(黄色)で身の回りを埋めつくしていたが、ちーちゃんに近づいていくごとに青を纏うようになり、最終的に赤(ちーちゃんの色)に染まったていう色みで萌花の感情の移りゆきを表してたのがわかりやすくて良かった。萩乃の手当てのために貸してくれた(?)タオルは黄色で、ちーちゃんの呪縛から解き放たれた、という演出か。
「ママさん」と無理して受け入れずとも、「萩乃さん」一個人と人間同士で向き合えるようになったのが成長なのだろうか。

萩乃→夫の言いなりから自分の足で立つ一人の人間になれて安心した。子どもは産みたくない、堕ろす、という選択はあったが、萌花の母親でありたい気持ちはホンモノだったのでは。

あつひろ→人間としても父親としても男としてもクズ。外面が良いせいで家族が余計に苦しむタイプのクズ。彼は不変だったね。

ハラハラしながら最後まで楽しめた。
ちーちゃんが最早人間通り越して怪異で、そこはちょっとなんだかなぁ……ちーちゃんの両親もおかしくて怖かった。普通あそこでトイレ借りんやろ。。。

見る人は選ぶけど周囲にはおすすめしたい。
郷宇

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