セッセエリボー

三悪人のセッセエリボーのレビュー・感想・評価

三悪人(1926年製作の映画)
4.7
全体的に優れて美しい画面が続くのだけど特に中間部の教会襲撃のくだりがまじですごい、凄まじい強度のショットが次々に繰り出されてグルジア映画祭観てるみたいだった。炎をあげて坂を転がり落ちる馬車などさながらオデッサの階段。妹の死の床の構図なども含めヨーロッパ映画を想起させる部分とフォード的な画面が拮抗している。終盤せーので大量の馬車が爆走するレースも今じゃ絶対できない規模で圧巻。サントラもめちゃくちゃ良かった。