セッセエリボーさんの映画レビュー・感想・評価

セッセエリボー

セッセエリボー

映画(586)
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ウルフウォーカー(2020年製作の映画)

5.0

集大成的傑作。すごすぎるよ、、だいぶ気持ちが入ってるんで2割増ぐらいの評価になってる気もするけどでもやっぱり最高だったな…
自粛期間をいいことに学生時代読めなかったドゥルーズをたくさん読んでみようの会
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小麦の買占め(1909年製作の映画)

3.7

ストローブ=ユイレ『四部の提案』の第一部として。グリフィスの問題意識すごく真っ直ぐでかわいげがあるけど内容的には今のネオリベとやってることそんな変わらなくてすごい。あと値上げのお知らせの置き方が詐欺レ>>続きを読む

階級関係 -カフカ「アメリカ」より-(1984年製作の映画)

3.9

頭がかたすぎて新天地で苦労する青年。むずい!よくわからない!テンポ感はペドロコスタっぽいけどこれに比べるとペドロコスタってめちゃくちゃ濃いな。
青年の表情はウソでしょってぐらい変わらない。言うことは結
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アン・ラシャシャン(1982年製作の映画)

3.7

ミュージカルかと思ったが違った。「教育は義務なのだ」と言われて「にしては期間が長すぎやしませんか」と即答できる7歳児はアホには育たないよ。地球儀を「これは何?」と言われて「お芋でありボールであり地球で>>続きを読む

歴史の授業(1972年製作の映画)

3.7

歳の離れすぎた先輩の長話にひたすら付き合う若手。自分の経験上こういう話は大体随所に自慢が入るんだが、このおじさんはそういう自己顕示欲をぐっと抑えて非常に明晰に話してくれるので好感。若手も適当な相槌で流>>続きを読む

オトン(1969年製作の映画)

3.6

花婿、女優、時々オトンの二本立てで鑑賞。冒頭、街を見下ろす二人を捉える映像の淡い質感とウィニウスのクソやる気ない演技に心奪われるも、いやあ、長い、長い…。セリフ長すぎて映像を楽しむ暇もないしそもそも景>>続きを読む

花婿、女優、そしてヒモ(1968年製作の映画)

4.0

初ストローブ=ユイレ。冒頭の夜の街観光を楽しんだあと、前半の演劇パートは意味不明だったがその後のパートは短いながらすばらしかった。もっと眠いかと思ってた。

冬の旅(1985年製作の映画)

4.6

「最近彼女に会った人々は、みな彼女のことを覚えていた」

一回では味わいきれなかったけど、最高に素晴らしい映画だった。周りが言うほどには自由にも孤独にも見えないモナは、麻薬や男や反近代な生き方など我々
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死霊のはらわた II(1987年製作の映画)

3.9

「何これ!」

「俺は『死霊のはらわたⅡ』で行く!」の『死霊のはらわたⅡ』。ちょうどいい。この過剰さが非常にちょうどいい。渇いた心に沁み渡る、すがすがしいアホさですね。血、出すぎ出すぎ。咄嗟に掴んだ武
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サルサとチャンプルー(2007年製作の映画)

4.4

同行者にはイマイチ不評ながら、非常にレアなものを観れた満足感でほくほくになりながら生涯学習センターをあとにしました。とりあえず島津三一郎さんのキャラクターが面白すぎて、めちゃくちゃ話長そうだけど多分い>>続きを読む

仮面/ペルソナ(1967年製作の映画)

4.3

うんやっぱモノクロの方がいい。色彩勝負だとダレる。ベルイマン、こういう感じなんですね。顔へのこだわり方がサイコホラーレベル。
かなーり尖った前衛的なことを色々試してるけどそこは今見るとややダサい。それ
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叫びとささやき(1972年製作の映画)

3.7

おお〜〜きっつ…全然わからんかったな、、すごいことしてる感じは何となく伝わったけど自分にはカタルシスに繋げられなかった…。全体の8割ぐらいは顔のアップだけど全員マジでしんどそうな顔してるから息詰まりそ>>続きを読む

ローズマリーの赤ちゃん(1968年製作の映画)

4.5

恐い間取りだったな〜〜。これから親になるすべてのひとに見てほしい。髪型変えた途端態度を変える男はクズだよ!っていう気づきも得られる。

ポゼッション(1981年製作の映画)

4.9

めっっちゃくちゃおもしろかった。真理が女だとしたらこんな感じじゃないだろうか。騒がしすぎる古井由吉。
急ぎ過ぎな気がするカメラの動きと人がぜんぜんいない町の眺めは『アングスト』によく似ている。ドイツで
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甘い生活(1959年製作の映画)

4.0

フェリーニの登場人物見てるとあぁ何か人生こんぐらいでいいんだなって虚脱する。床びちゃびちゃのラブホとか肝試しポゼッションとかグッとくるポイントは多かったけど8 1/2ほどのバキバキのクドさはまだないの>>続きを読む

事故物件 恐い間取り(2020年製作の映画)

3.6

見たかったものと全く違うものが見れた。それは決して面白かったという意味ではないはずなのに変な満足感がある。しかし中井の肺活量に頼りすぎではないか。

確認(2018年製作の映画)

3.3

対岸の火事だと思っていたことに、実は自分も巻き込まれている。これはでももう運じゃないですか・・・。

おじさん「12ドル!?」
僕「12ドル!?!?」

ヴィタリナ(2019年製作の映画)

3.8

スクリーンが白いということを終わるまで忘れてしまうくらい、ほぼ一貫して闇が強い映画。どことも知れない光源からの間接照明がわずかにその合間を縫う漆黒の闇の中で、人物は吸い込まれて匿名の人影となり、信仰は>>続きを読む

灰とダイヤモンド(1957年製作の映画)

4.2

思いのほかモダンな仕上がり。渾身のショットがかなり後半に集中している。夜明けとともに終わる映画はやっぱり間違いないわ。

見下ろすとそこに(2018年製作の映画)

3.7

会話のテンションが絶妙に低くてデュラスみたいだった。ワンアイデアものの短編映画。どこを見てればいいかわからない。
唯一ずっと電気のつかない部屋に一度だけ人影が現れるの、べつに普通なんだけどちょっと怖か
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マイルス・デイビス: クールの誕生(2019年製作の映画)

4.5

「お前達の仕事はステージ上で練習すること、俺はそれに対してカネを払う」
「でも観客は満足しますかね?」
「観客は俺に任せろ」

「マズい音を出しても、次の音で正当化できる」

サンタナ「マイルスを聞く
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ジャズ喫茶ベイシー Swiftyの譚詩(2019年製作の映画)

3.8

「ここに来てうわっうるさいと思うのは逃げようとするから。逃げずに滝の中に飛び込んでいくと、滝の向こう側には不思議な静寂がある」(大意)

他にも傍線を引きたい名フレーズ続出だったが終わったあと全然覚え
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はりぼて(2020年製作の映画)

4.3

エンタメとしてシンプルにおもしろかった!ミステリーぽさのあるスリリングな前半とドラマチックな後半、どっちも楽しめた。我々には見慣れた風景だけど、どちらかというと海外の人に見てほしい、スーパーローカル・>>続きを読む

セノーテ(2019年製作の映画)

4.1

もっとアンビエントみたいなものを想像していたら不快度めちゃ高くてびっくりした(いい意味で)。出だしの音とかキツすぎて『悪魔のいけにえ』的なのが始まったと本気で思った。視覚、聴覚、全身の感覚が逆撫でされ>>続きを読む

アンフレンデッド(2015年製作の映画)

3.5

コロナ時代を彩るZoomホラー。内容ほんとどうでもいい。ローラも腕ミキサーとか顎ミキサーとか微妙に痛いんかどうかピンと来ない手法つかわんとガンガン襲いかかりなさいよ。最後のワンアイデアは台無しと言う人>>続きを読む

(1974年製作の映画)

4.0

話が!よくわかんなかった!
雰囲気は嫌いじゃないんだけどな〜〜接近したり遠ざかったり滑るように移動するカメラも好きなんだけど、内容がずーっとなんの話してるんだか…。軽やかさのかけらもない登場人物たちの
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真夏の夜のジャズ 4K(1959年製作の映画)

4.5

演奏以上にお客さんの表情の撮り方が劇映画としか思えない瑞々しさで、物語のない青春映画を見ているようだった、さわやかウッドストック…
個人的ベストアクトはアニタオデイ

ドクトル・マブゼ(1922年製作の映画)

3.8

なかなか正体をあらわさないマブゼ博士に、深見東州さんを思い出しました。深見東州さんというのはワールドメイトという教団の教祖をされている方で、著書を出すたびにさまざまに名前と肩書きを変えて、変なコスプレ>>続きを読む

イントレランス(1916年製作の映画)

4.9

めっっちゃドキドキした!おもしろかったー!見てよかったー!
最初の2時間は我慢です!第二部でぐわーっと盛り上がる!どこまで金つぎこめばこの規模のセット用意できるんだ…
映画とはいえ、人が結構高いところ
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ウィッカーマン final cut(2013年製作の映画)

4.5

Roll up, for the Magical Mystery Tour!

ぶっ飛び性教育ミュージカル。めちゃくちゃおもしろい!『ミッドサマー』より好き!これがリアルケルトではないんだろうけど、わ
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鉱 ARAGANE(2015年製作の映画)

3.8

映画が人間ドラマであり記憶であり技法である以前に、まず第一に光学的な現象であるという当たり前のことを意識させられる。あらゆるシーンはスクリーンという平面上に広がる光の強さ、色彩、広がりの度合がその都度>>続きを読む

サンライズ(1927年製作の映画)

4.0

なんか汽車のシーンが有名だった気がしたけど冒頭を除けば江ノ電みたいなのしか出てこなかった。何をするにもお会計のシーンが伴うの最高だな。
一度は殺されそうになった人にこんなノロけ方する!?ってぐらいの物
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ウイラード(1971年製作の映画)

4.5

「ある観客の思い出。ーー『ウィラード』という美しい映画を思い出した。B級かもしれない。しかし、ねずみが主役ということもあって一般受けがしなかったものの、これが秀作であることに変わりはないのだ。」(G.>>続きを読む

エサ(2015年製作の映画)

3.4

まあよくある、、という内容ではあったがコレが縮図になっちゃう社会ってゾッとする…

ランブル 音楽界を揺るがしたインディアンたち(2017年製作の映画)

4.9

90年代にドーナル・ラニーという人が「ブリンギング・イット・オール・バック・ホーム」というプロジェクトを通じてアイルランド音楽の位置づけ直しを行い、ブルースばかりが重視されていたロックの歴史にアイルラ>>続きを読む

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