セッセエリボー

リトル・リチャード:アイ・アム・エヴリシングのセッセエリボーのレビュー・感想・評価

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ビッグになった理由を聞かれて「真面目にやってきたから」はアリさんマークすぎる。想像していた以上にクィア映画だった。信仰と乱痴気の間を揺れ動く姿は見てていたたまれないほどだったがアメリカで有色のクィアであるというのはこんなに複雑な要請の中で生きなくてはならないのか。殿堂入りでのスピーチで見せたあの奇怪な笑いに全てが宿っている。オーティスをカバーする90年代前後の演奏が素晴らしくて衰えない人だと恐れ入った。あと時々宇宙に飛ぶのはなんなん