このレビューはネタバレを含みます
「唄う六人の女」で好演なさっていた桃果さん出演ということで気になって鑑賞。スランプ漫画家の主人公が幽霊一人ごとに漫画を描いていくオムニバス形式なのかと思いきや、中盤以降見えてくるものが変わってくる。あの時ああしていればと思うことは誰しもあるだろうけど、そんな過去の言えなかった想いを綺麗に昇華するような物語で、とても美しかった。時系列の行ったり来たりがあまりにも多いところは見難かったが、それを加味しても純粋な気持ちが凄く綺麗だった。目当ての桃果さんは勿論、主演の山下幸輝さんも純粋な感じが良かった。綺麗すぎて涙が溢れた。