須藤さんのトーク付きで、
Bunkamuraル・シネマにて
修復前のもう少し黄味がかった緑が強めの色調も好きだったが、4Kリマスター版は、より青味がかっているように感じ、霧や影、水や光そのどれもが艶やかで、タルコフスキーの映画としての良さが更に際立っているように思えた。
火、煙、水、光、時間。象徴として描かれるモティーフは、流動的で留まることのないものばかり。
須藤さんの1+1についての見解が、タルコフスキーの映画の謎への糸口であると腑に落ちたのと共に、自分がそういった移ろいゆくものに惹かれる訳も少しわかったように思う。
祈りを目撃した。
また何度でも観たい映画です。