ノスタルジア 4K修復版の作品情報・感想・評価

『ノスタルジア 4K修復版』に投稿された感想・評価

“世界が意味を失っても私は祈る。”
灰に埋もれ、霧が消えた。今日も聖母に身を捧げ、愛を誓い、”焔の様な祈り”を豊饒の天に捧げる。頭にへばりつく過去の罪も、手元にある血も、その刹那は許され、黄泉からも…

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この不思議で魅力的な世界、現実世界のカメラで撮ったとは思えない。

物語自体はどこか冗長だけど、圧倒的な画で魅せてくる作品だった。

うとうとしながら見るのが良いかも?
アート系作品。ストーリーがどうとかそういうのは野暮なのかな。全然わからないっちゃわからない。ただ静謐で美しい。オレグ・ヤンコフスキーがめっちゃイケメンなので観ていられるのかもしれない。
3.5
社会主義の祖国に対する郷愁の映像化、スタイルがスタイルだけにタルコフスキーの映画見まくって情勢を理解して感じられる映画予備知識絶対必要なやつ
監督自身の故国への祈り、水や火の表現、廃墟、狂気と信仰、暗闇の中でも決して輪郭を失わない映像。故郷に座り込む主人公の背景にサンガルガノ大聖堂が一体化し雪が降るラストが美しい。
4.7

人生が、向こうから問いかけてくるような映画。まるで一遍の美しい詩を読み聞かされているような映像美。とても言葉が追いつかないので、観て、としか言えない。が、見返すたびに人としての成長過程でフックにかか…

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ysm
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おそらく4回目ぐらい

久々に見たら映像/音声のロジックが思ったよりすごかった。カラーからモノクロイメージに移る際には、ほとんどのケースで正面の顔から180°の切り返しがなされている。切り返される側…

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雨の降る部屋、消えない蝋燭。出てくるモチーフはどれも極めて魅惑的だが、一つ一つ取り上げて考える気力は湧かなかった。漠然と思い出したのは女性と水の近しさで、なんだかイタリアの内省的な面を見たように思う…

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葛木
3.8
このレビューはネタバレを含みます
火や水のメタファー。

最後のシーンはヘラクレイトスやニーチェに通じる「永遠に生きる火」を想起させた。シンメトリーが美しかったと思う反面、不完全な部分も欲しかった。好みの問題。
4.2

何度か観ている。その度に作中のどこかで眠っている。だからもし一度だけならこうして感想書くことも許し難いことなのかもしれないのだけど、それぞれを繋ぎあわせて全編分として考えれば良いかな…眠るのはこの作…

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