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Machan(原題)
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『Machan(原題)』に投稿された感想・評価

YT。25-49。英語字幕。シンハラ語、英語。後半はスリランカ版の『がんばれ!ベアーズ』(1976)という感じだけれど、前半はドキュメンタリータッチのコメディー。ウベルト・パゾリーニの初監督作品。

映画の元になったのは2004年に実際に起きたスリランカのハンドボールチームの失踪事件。この記事を読んだウベルト・Pが映画化に関心を持ち、スリランカの脚本家ルワンティ・デ・チケラと脚本を書き、スリランカのプロデューサーと映画化を目指すも、あまりにものめり込みすぎて、他の監督に任せず自分でやりたいと思ったらしい。

ちょうどそのころ、ラッセル・クローとニコール・キッドマンを主演にした大型企画(『Eucalyptus』)が頓挫した直後だったという。おそらくウベルトは、このスリランカの大都市コロンビアを舞台にした、貧しい人々がドイツへの移民を夢見る物語のほうに、より魅力を感じたのだろう。

そもそも映画に最初にかかわったのがカンボジアのクメールルージュを描いた『キリング・フィールド』(1984)なのだ。映画というのは、自分が知らない世界を知るための手段であると考えているふしがある。だとすれば、スリランカの貧民を主人公に、プロの俳優は主人公のふたりだけというキャスティングで現地での撮影というスタイルは、彼の望むところだったのだろう。

映画の公開は2008年だけど、2004年から練りに練った映画だということ。音楽もよいし、すごく味のある作品。残念ながらシンハラ語はわからないけれど、タイトルの「Machan」(マチャン)は、若者同士や仲のいい友達同士のあいだで使われる呼称で、「よお、相棒(マチャン)、元気かい」というふうに使われるらしい。

移民のために偽物のナショナルハンドボールチームをでっち上げるまでの経緯も面白いのだけど、実のところ国籍さえバラバラの彼らが、ドイツについたら一斉に逃げ出すつもりだったのに、実際に試合をするはめになり、負け続けるのが嫌で練習して、最後の最後に、ワンゴールだけを決めるまでを描くのだけど、そこでお互いに「マチャン」(相棒)と呼び合うようになる。

けれども決してスポーツ映画ではなく、移民の話なんだよね。生きるためにスポーツを利用するのだけれど、どうせ試合をすることになるのだったら、少しはマシな試合をしようじゃないかという、そういう勢いでワンゴールを獲得する。それが移民として少しだけの希望に生きるということにつながってゆくわけだ。

決して明るくはない実話のなかに一筋の光を見出そうというのが、たぶんウベルトらしさということなのかもしれない。なんというか、じつに素直なんだよね。そこは大叔父のヴィスコンティとは少し違うところなのかもしれない。
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【イタリア映画の名作】
イタリアの映画 人気おすすめランキングTOP34ランクイン。
お見送の作法(ウベルト・パゾリーニ)
2.5
Machan 2008年作品
5/10
ウベルト・パゾリーニ監督
ダルマプリヤ・ディアス ギハン・デ・チケラ ダルシャン・ダルマラージ
ナマル・ジャヤシンハ スジーワ・プリヤラル ダヤデワ・エディリシンハ
マヘンドラ・ペレラ ピチェチェイ・サルバラージ ママリア・フェンセカ
2004年、ドイツ バイエルン州で国際ハンドボールトーナメントに
スリランカの男たちがビザほしさでハンドボールをやったこともないのに
参加し、そのご失踪した事件を元にした映画。
スリランカでビザ所得のために奔走する男たちという不法就労問題を
扱っているのだけれど、ウベルト・パゾリーニ監督の「おみおくりの作法」と
「いつかの君にもわかること」のなんとなくもの悲しくも美しい映画を期待すると全く作風も違っているので、失望すると思う。
ストーリーもあまりに予定調和的すぎる。