みや

ガザ 自由への闘いのみやのレビュー・感想・評価

ガザ 自由への闘い(2019年製作の映画)
5.0
これがイスラエルによるパレスチナ人の虐殺でなくて、ハマスに対する自衛と言い張る人々は、どこの何を見ているのだろう。

けれど、取り巻く諸外国の政治的な利害関係(イギリスの三枚舌外交など)によって、戦後、イスラエル建国により既得権益を得た強者たちは、情報統制すらも可能な力を持って、弱者のパレスチナ人たちをねじ伏せる。
(パレスチナ問題の経緯 パレスチナ子どものキャンペーンサイト)
https://ccp-ngo.jp/palestine/palestine-information/

忘れてはいけないのは、このドキュメンタリーは、2019年制作。つまり、現在のガザ侵攻は、もっと悲惨な状況にあるということだ。

みなさんは、映画中に出てくる次の言葉を読んで、どのように思われるだろう。一理あると思われるか、そんなバカなと思われるか。

どれもイスラエル側の言い分で、1人はネタニヤフの言葉だ。

「ハマスは、自国の子どもたちを虐殺している。できるだけ多く殺すことで、世界の同情を買おうとしている」
「彼らがパレスチナ人を大量に虐殺するのは、死体が一つでも多い方がテレビ映えするからだ」
「(銃を向ける理由について)全員を監獄に入れる訳にはいかないから」

ぜひ観て確認して欲しい。
何の武器も持たずに平和的に行進しているところに、打ち込まれるイスラエル軍の攻撃。
まさしく、このドキュメンタリー自体が、イスラエル軍の残虐性の可視化となっている。

遠く離れたイスラエル軍に届くはずもない投石が、射殺の理由になるのか。
子どもを射殺することに、どんな正義があるというのか。
アメリカの思惑が、ガザにどんな現実をもたらしているのか。

まず、多くの人々に知って欲しい。

会員登録だけで、このドキュメンタリーは無料公開中。
https://asiandocs.co.jp
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