大陸

ディア・ファミリーの大陸のレビュー・感想・評価

ディア・ファミリー(2024年製作の映画)
4.0
私の命は、もう大丈夫だから。

娘の心臓病を治したい親が、それをきっかけに娘と一緒の夢を見出し、その夢を叶える実話を元にした物語。

子供の命を守るために全力で奔走するお父さん。医療業界の大きな壁にその目的を阻まれ、絶望する。目的を果たせないと分かり気力を失っていた父に、娘が言う一言。
その一言で救われ、新たな家族全員の夢ができる。
なりふり構わずまっすぐ前に進むその素直な、そして周りの人へ感謝を忘れないその謙虚な姿に胸が打たれる。
よしみのように、自分が心臓の病気でいつ死ぬか分からないと言う時に、自分を助けてくれようとする人に、他の人を助けてあげてと言えるか。。。
よしみの日記を読むシーンはもうヤバい。
初めのシーンでの「あのカテーテル用意しておいて」、質問攻めをする記者の存在、そして偉業を成し遂げたお父さんの胸の中には今でも娘の存在がいる言葉。最後に感動を倍増させる。
光石研の役はやなやつだった。
大泉洋、かっこよかったです。
大陸

大陸