原作は見ていませんが、ドラマが好きだったのでとても楽しみにしていました。
監督は今泉力哉監督。
個人的には、2人の関係性を知っていた方が楽しめるので、絶対にドラマを見てから映画を見た方がいいと思いました。
ドラマ版の中学時代は黒川想矢、月島琉衣が演じています。
映画はドラマから10年後、体育教師になった西片が、美術の教育実習生として来た高木さんと再開する所から始まります。
冒頭から流れる劇中アニメ「100%片思い」のオープニングソング。
ドラマを見ている人なら分かるはず。
テンションが上がりました。
他にも、ドラマを見てれば分かるようなシーンがたくさんありそういった意味でも楽しめました。
いつものように、からかう場面も面白いのですが、先生の立場から生徒の悩み事などに奮闘したりもします。
そして、生徒の悩み事を解決しようとすることで気付かされる気持ちを伝える大切さ。
印象的だったのは
友達の結婚式でのプールのシーンと、最後の方の2人での教室のシーン。
プールのシーンでは、西片に対する高木さんの真剣な表情が見れた気がします。
2人での教室のシーンは、今泉力哉監督らしい長回し。
カット割りがなく、視点も同じだからこそ2人だけの空間というのをより感じることができ、表情の変化も楽しむことができます。
また、2人の絶妙な距離感の丁寧な描き方や魅せ方が今泉力哉監督だなと感じました。
ドラマに引き続き、主題歌を担当したAimerの「遥か」がとてもいい曲でエンドロール後の映像含め素敵な作品でした。