MIR

名探偵コナン 100万ドルの五稜星(みちしるべ)のMIRのレビュー・感想・評価

3.1
最速上映にて鑑賞

真実 ★★★★★
ミステリー ★★★☆☆
アクション ★★☆☆☆
迫力 ★☆☆☆☆
主題歌 ★★★★☆

極力ネタバレしないように書きます。

個人的に映画作品として1人のコナンファンとしては全く好きでは無い。コナンの映画は私は絶海の探偵から毎年映画館で鑑賞していて、以前の作品はDVDやサブスクで見ているが、歴代でも今回の作品は映画っぽくないと感じた。
1〜7作目のこだま監督作品はミステリー重視のもの。8〜14作目までくらいはおそらく舞台設定を重視していたものである。そして15作目〜現在まではアクションに力を入れていると私は感じている。

この15作目(沈黙の15分)以降の作品の中で今回のはアクションが本当に薄い。そして、爆発などによる迫力も大してない。そこが本当に残念。
正直、最近のコナンはアクション映画と割り切って見なければ、満足できない作品も多くある。今回は、刀による宝の隠し場所などといったミステリーに力を入れていて、アクションに頼りきっていない部分は良いと思ったが、ミステリーも決してそこまで強い訳では無いので満足はできない。また、登場人物が多い。多かったことによって犯人の予想とかはまあまあ自分の中で盛り上がったが途中でこんがらがった。そして、コナンは恋愛映画ではない。恋愛に振りすぎ。

今年の監督は23作目(紺青の拳).24作目(緋色の弾丸)といった近年の中で興行収入は良くても、内容でコケているものを担当している人であったため、正直あまり期待はしていなかったが、案の定であった。(去年のが完成度が高く、良すぎたせいもあるが、、、)

主題歌と真実の明かし方に関しては良かったと思う。
最初はaikoはどうなのと言ったマイナスの感情であった。映画を見るまでフルバージョンを聞かずにいたが、流れるタイミングや歌詞が映画にあっていたのが良かったと思う。
キッドの真実は、一見さんには分からないと思う。(それに関して言うなら異次元の狙撃手の時も同じだが。笑)でも、コナンとまじ快のファンには予想ができていても、ちゃんと盛り上がるような真実だったと思う。
私は、映画に不満を持ちながらみていたが、最後の方で一気に巻き返した感じもした。

以上のような色々な面で、今年の映画はファン向けだと思う。来年の映画もアニメをしっかり見ている人でないと分からない人がメインになるっぽいので、興味がある人はぜひ漫画ないしアニメを見てほしい。

100万ドルの五稜星は、ぜひファンとして1回は全員に見に行って欲しい。そして、色々な意見が聞きたい。私としては好きでは無いと言うだけで、好きな人の意見も沢山聞きたい。
長くなってしまいましたが、読んでいただいてありがとうございました。
MIR

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