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ジョン・レノン 失われた週末のすべからくのレビュー・感想・評価

3.6
『ジョン・レノン 失われた週末』を鑑賞。

ヨーコと別居していた18ヶ月の間、ジョン・レノンはどんな生活を送っていたか?

夫婦の個人アシスタントをしていたメイ・パンとの関係、ハリー・ニルソン、キース・ムーンらハリウッド・ヴァンパイアズ=夜遊びチーム誕生秘話などと共に、充実していた創作活動を描いている。確かにこの時期に発表されたアルバムはジョンのソロを始め、ハリー・ニルソンのソロ等、いい作品が揃っている。

全く知らなかったのが、前妻シンシアとの子、ジュリアン・レノンとの交流があったこと。これは良かった。

ただし、あくまでメイ・パン目線で描かれており、彼女の想像も多分に含まれているので、ロビー・ロバートソン目線で描かれたザ・バンドの映画『ザ・バンド かつて僕らは兄弟だった』同様、話半分に受け取った方がいいかも。

劇中使用される曲は、莫大な使用料を請求されると噂のビートルズは当然0、ジョンのソロはイマジン、ブートで有名なポールやスティービー・ワンダーが参加したスタンド・バイ・ミー、エルトン・ジョンとのWhatever Gets You Thru the Nightあたりが聴けます。

なお、タイトルはビリー・ワイルダー監督の映画『The Lost Weekend (邦題: 失われた週末)』から引用されてるはず。