ユーコ

ジョン・レノン 失われた週末のユーコのレビュー・感想・評価

4.0
メイ・パン視点からの話でしかないので、ジョンにはジョンの、ヨーコにはヨーコの言い分があるはず。
特にヨーコさんは魔女のように、まるで何もかもが彼女の策略のせいであるかのように描かれていて気の毒なほど。
関係者の証言もあるので大筋は事実なんだろうけど、でも元サヤを選んだのはジョンの意思だろうしなぁ。

とにかく全編通して「ジョンは私のもののはずだったのに」という執着、恨み節が結構しんどかったりするのだけど、あの時期のジョン・レノンの作品がどこか享楽的で充実してるのはメイ・パンと楽しく過ごせていたからなのかもとは思う。
「失われた」時期なんかじゃないと言いたくなる気持ちはよくわかる。
『真夜中を突っ走れ』は私も大好きな曲だし。

ジョン・レノンの私生活、弱さとか人間らしさを見られるのも興味深かった。
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