SEIJISAN

空飛ぶゆうれい船のSEIJISANのレビュー・感想・評価

空飛ぶゆうれい船(1969年製作の映画)
2.5
物語は「起承転結」が基本としてありますが、本作は中身の濃さと上映時間60分というアンバランス差の為に本作は「起転結」となっています。物語の粗さはそりゃもう沢山あるけど馬鹿に出来ないものが本作にはある。「ボアジュース」なる何で出来ているのかわからないけど、美味しいし中毒性がある。そして飲めば飲む程豪華景品を当てるチャンスが得られる不思議なヒット商品。この商品には裏の顔がある。何かここら辺はメッセージ性強いな。更に!超大企業は自分達で敵を作って国を巻き込み、武器弾薬代金、復興費などで莫大な儲けを生み出す「悪の結束」なども興味深いな。「戦争はお金になる」。恐ろしい...。クライマックスはジュブナイルに立ち戻り、痛快アクション祭りになっちゃったけど、リメイクかリ·イマジネーションで最映画化しても物語の背骨が素晴らしいから面白くなりそう。ジュブナイル要素は減らして。
SEIJISAN

SEIJISAN