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トラペジウムのhrtk5150のレビュー・感想・評価

トラペジウム(2024年製作の映画)
3.0
事前情報はティザーアートのみで原作未読。結論から先に言えば、残念な作品でした。アイドルをモデルとした低年齢層向けの青春ジュブナイル。ゆうの打算的な行動はプロデューサーや経営者視点からのもので、そのことが彼女の性格に直結するわけではないだろう。あの振る舞いにして高校1年生という設定ならば、それも特段違和感なし。「アイドルを志望する高校生が紆余曲折を経て夢を叶えかけるが、自分を見失い挫折を味わう。そして、その末に得たものとは…」この内容で脚本をAIに書かせました、そんな印象。布石の置き方や回収もヘタクソだし、物語やテーマ自体もありふれた凡庸なもの。だからこそ脚本や演出に重きを置くべきだろうに、踏み込みが甘すぎるにも程がありますね。そもそも90分では尺不足も否めず。原作が30万部発行ってホント?間違って私のような50男が迷い込まないよう、レイティングに「推奨U18」的な目安を記してほしいなぁ。ちなみに劇場には私を含めおっさん2人でした。この後『恋するプリテンダー』を観る予定でしたが、疲れたので帰るよ。
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