次郎

トラペジウムの次郎のネタバレレビュー・内容・結末

トラペジウム(2024年製作の映画)
3.9

このレビューはネタバレを含みます

ネットでたまたまPVを見て主題歌がめちゃ好みだったっていうのと、アイドル系の作品を久々に見たくて視聴してきました。

ネットでは微妙などの評価もあったのでどうかなと思っておりましたが、総評としては良い作品でした。

ただ、「theアイドル物」っていうのを求めているとガッカリ感はあるかもしれません。

登場人物4人それぞれ個性があり、アイドルになるのですが、それぞれの想いがぶつかり、結局はアイドル解散するのですが、私個人的には解散してからが、この作品の見所かなと思います。

中盤までは主人公が好き放題、周りを振り回している感がありますが、ある事件があって解散してからは、主人公も自分を見つめ直し、また、他のメンバーとも改めて仲良くなりさらに絆が深まっている感じがありました。

でも、また4人でアイドルをするという選択肢は誰もとらず、でもアイドルをしていた事を全員が良い経験だと捉えてそれぞれの道へ進んでいくような形でした。

この作品は
「アイドルになってキラキラ輝く!」みたいなのではなく、アイドルになった人がその後の人生をどのように歩むのかと言ったところまで描かれいます。

なので、冒頭でも言ったように「theアイドル物」では無いためダンスシーンや歌なんかも少なめですが、そのような目線で見なければ良い作品です!

万人受けするものではないとは思いますが、オススメです。


最後は主人公一人だけで、アイドル?になっていてちゃんと夢を叶えていたところもすごく良い終わり方だったかと。

写真家の友だちが何気にいい味を出しててgood👍

ラストシーンの文化祭で撮ったコスプレ写真が、夢を叶えた後の4人と重なっていてすごくよかった👍

そしてその写真の名前が「トラペジウム」っていう…。
いい終わり方でした👍

調べたら「トラペジウム」の意味は
「不等辺四辺形」っていう意味みたいでした。

この映画と主人公含む4人にぴったりのタイトルですね👍

※ダンスシーンはCGじゃなくて作画頑張って欲しかったな〜笑
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