どど丼

トラペジウムのどど丼のレビュー・感想・評価

トラペジウム(2024年製作の映画)
4.0
自分は乃木坂を含めアイドルが大好きで、アイドルの存在に何度も救われてきた分、かなり衝撃的……。いや確かに彼女達の闇の部分は公式ドキュメンタリーにも記録されているし、地下〜中堅アイドルだとファンの目に見えるレベルで顕著だったりするんだけど、それを日本のトップアイドルが描いたという事には大きな価値があるし、何より震えが止まらない……。

現役時代のかずみんがおそらく見聞きし経験してきたであろうアイドルのエゴと虚飾を前面に押し出しているけど、(乃木坂とは関係ないが)例えば大森靖子とZOCの炎上騒動と比較すると一致する点が多くあるし、乃木坂だけで言えば承認欲求に支配されて内面がヒビ割れてしまった主人公は運営とメンバーの負の部分が凝縮されたようなキャラクターに仕上がっていて、何とも怖い。何より怖いのは、乃木坂LLCや今野義雄の名前がサラッとクレジットされていること、こういう作品も含めてアイドル商売の一環なんだよな、怖いね、怖い……………
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