アロユニ

シュレック フォーエバーのアロユニのレビュー・感想・評価

シュレック フォーエバー(2010年製作の映画)
4.1

もう一度、恋に落ちた。


そういえばシリーズで本作だけ未鑑賞だったことを思い出し、鑑賞。いやはや、名作でした。


マンネリ化した日常に幸せも霞み、怪物として恐れられていた"あの頃"を懐かしむシュレック。

そんな出来心につけ込まれ、「自分が生まれなかったパラレルワールド」へ飛ばされてしまう本作。


シリーズ最終章にして、『1』をもう一度なぞるように展開するところや、セルフオマージュ満載な演出がニクい。

ドンキーやプスとはやっぱり仲良くなっちゃうところも愛らしい。


そして、フィオナと再び心を通わす展開にはグッときた。

出会いを描き直しながらも、シュレックの心情の変化がよく伝わってくる。


「あの時、俺の方が助けられた」
シリーズを丸ごと昇華させるこのセリフは、最後を締めるのに相応しいものだった。


日々に溢れる幸せを、忘れないように生きていきたい。
アロユニ

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