シリーズ四作目。
これまでの三作品で築かれた映画キングダムの世界観の集大成と呼べる大作。
この作品は完全に大将軍、王騎が主人公。演者の大沢たかおさんが名演としか言いようがない！過去作でも存在感、強さの説得力有るキャラクターだったが、本作はそれらを遥かに上回る凄さを見せつけてくれる。
主人公、信の成長譚という面は全く揺るがず、それでいて圧倒的なアクションシーンを見せてくれる王騎、そして対するは吉川晃司さん演じる龐煖(ほうけん)。こちらも強さに対する説得力が有り余っていた。
この二人が馬上で、そして地上で鉾を打合うアクションシーンは傑作と呼ぶに相応しいと思う。見応えなんてもんじゃない！
その他で言うと、主人公信率いる飛信隊、メンバーの尾平は前二作に置いてはあんまり好きじゃないキャラクターだった。コメディリリーフと呼ぶほどではない中途半端なお調子者で臆病者。しかし今作では成長した面を見せてくれ、その場面での演技はとても真に迫るものがあって心を打たれた。
今後もシリーズは続いていくのかな？だとすれば楽しみに追いかけ続けたい。
