よー

ブルー きみは大丈夫のよーのネタバレレビュー・内容・結末

ブルー きみは大丈夫(2024年製作の映画)
2.5

このレビューはネタバレを含みます

2024年137本目
TOHOシネマズの試写会にて鑑賞
個人的今年ワースト候補の作品です。
序盤のお母さんが亡くなるってところまでの描写がかなり駆け足で「見せたい部分を濃く見せるためなのかな」と思っていたら、ずっと薄味で早い展開を見せられる感じでなかなかキツかったです。
「私は子供じゃない」と言っていた主人公が「私は子供」というに至るまでの心理的描写がほとんどなく「これは子供の振りをしているロールか?」と思っていたらそのまま想像力を働かせるなど「ん?」と思う描写が多かったです。
また、「IF」が消えるとどうなるのかという描写が終盤までなく、ところどころで「なぜこんな必死なんだ」と思ってしまいました。
全体的に心理描写が薄く、展開が唐突なものが多いように感じました。
あと、ジョン・クラシンスキーが割と元気そうなので途中で「お父さんが大変なの!」ってなるところの説得力が全くなかった。
ラストの展開はまあそうだろうなって感じ。
上の階のおばちゃんが優しそうだったところはちょっと面白いなと思いました。
全体的にモンスターズインクなどのピクサー作品とシックスセンスをAIに学習させて出力したみたいな脚本でした。
役者の演技が良かっただけに残念。
あと、邦題。
「ブルー きみは大丈夫」ってなんだよ。
ブルー、IFの一人にすぎないでしょ。
ブルーは全く主人公と繋がりがあるわけでもないのにこの邦題なのは本当に解せない。
これなら「ブロッサム きみは大丈夫」の方がまだマシまである。
あと大丈夫ってやるなら「ビー きみは大丈夫」でしょ。
全体的に「全然大丈夫じゃない」作品でした。
よー

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