@ Rio /監督Q&A
ロシアでは男性表象の人がヒールで外を歩くだけで捕まるのは知らなかった。ウクライナ侵攻の時期にLGBTQの存在そのものが違法になったことも。
侵略者側の国の人間として、かつ国内では差別される側の人間として、自分を表現する方法を模索し続ける姿を真摯に映した良いドキュメンタリー。
Gena本人が、その時々の社会情勢や起こった出来事を自分のパフォーマンスに消化するのが上手いと感じたのと、映画の構成としても視聴者に何の出来事がどういう表現に繋がったのか分かりやすく作られてる。
ただ、ドキュメンタリーやのにカメラの存在が無視されすぎて、劇映画っぽく撮られすぎてる気はした。(家の中で撮られてる時に家族がそんな会話をするか?とか、なんでその位置でカメラが待ち構えてるのか?とか)なので会話の内容を狙いすぎでは?と最初は思ったけど、上映後監督が、莫大な時間密着し続けて撮ったと言っていたから、その中で拾えた映画として使える部分を集めた結果であるのかもしれない。