わっきーせんぱい

水深ゼロメートルからのわっきーせんぱいのレビュー・感想・評価

水深ゼロメートルから(2024年製作の映画)
3.5
夏休み、普通なら水が入っているだろうプールの底に溜まったグランドからやってきた砂を掃除するように言われたミクとココロ。そこに水泳部だという同級生のチヅルと元水泳部部長だったというユイが加わり、たわいもない会話の中でやがて本音が語られていく。
インターハイに出るほどの水泳部がある高校のプールに水が入ってない、という疑問があるが、そこはシチュエーションとしてだろう。
本当は生徒想いの体育教師や、徳島と言えばの阿波踊りで男踊りをやりたいというミク。
女子高生の本音が語られる設定の片隅で、共感ができないのは、オレが男だから、オジサンだからなのか。真面目に見えるミクが補習なのは?とか、いろんな理由をつけて掃除をやらないココロに、ちゃんとやれよ、と思ってしまい会話に入れなかった。早くやれば終わるのに。

毎年出会う小品の青春映画、そして山下敦弘監督ということで、少し期待しすぎたかな。