寅さん28作目。寅さんが同窓会へ？
フーテン娘の愛子にテキ屋家業を手伝って貰う中でテキ屋仲間の女房・光枝と出会い、寅さんは病気に倒れた彼女の夫の元へ向かうが...というストーリー。
うーん、面白かったけどこれまたまとまりが無かった様な。マドンナが二人、となれば一時間半で纏めるのも中々難しいんではなかろうか。一方は恋の相手、でも一方はそうではないのでそのおかげでとっ散らかったのかも知れん。
寅さんが光枝と意気投合出来たのもやはり自身に似た境遇だからなんですよね。フーテン故の苦悩がよく知れるのはシリーズ恒例。それに寅さんが頼れるオトンの様に困り人を助けるという最近の新たなお決まりが絡んだ事によって新鮮味もありましたね。
それにしてもバカだねぇ寅さん。また自分から逃げ出して.....。同じ様な商売の女性だから掛けてしまう迷惑なんてのは非常に少ない筈なんだけども....人情厚さが裏目に出てしまうのも寅さんの魅力。
次回はもう少し纏まりがあると良かぁですな。
