べるーしさんの映画レビュー・感想・評価

べるーし

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THEWILD 修羅の拳(2023年製作の映画)

2.6

つまらんかった…裏社会から足を洗いたい元ボクサーのヤクザとシャブ中から脱したい女性が軸になるのかと思えば、これといった本筋が全く定まりもしない。ヤクザの元ボクサーな設定も活かされもせずに終わる為、かな>>続きを読む

龍三と七人の子分たち(2015年製作の映画)

2.3

北野武の映画でも飛び切りつまらなかった。
いや、コメディシーンは笑えるのだが…映画全体の面白さには全く直結出来ておらず、ただ単にその一つ一つの漫才的な笑いだけで繋がれているのが致命的。
『狂った野獣』
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実録・安藤昇侠道(アウトロー)伝 烈火(2002年製作の映画)

4.3

ここまで題名に偽りあり過ぎる映画も珍しい。安藤昇の実録要素など皆無だが、『荒ぶる魂たち』とほぼ同じプロットでこうも違うのかと感心する。ギャグ寄りかと思えば鋭い暴力描写が観られる三池印ヤクザ・ブロマンス>>続きを読む

野獣狩り(1973年製作の映画)

4.3

かなり面白かった。内容自体はベタな渋い刑事ドラマで特筆するものはないが、かなりドライで人情味が一切無い武骨な作りに惚れ惚れ。今や大御所キャメラマン・木村大作のデビュー作なだけあって撮影はもう飛び切り素>>続きを読む

マダム・ウェブ(2024年製作の映画)

3.0

最近の映画ではあんまり観ないまでに画的な楽しさは皆無。矢継ぎ早で脚本もイカれた展開ばかりで、真面目に評価したら駄作。が、肝心のヒーロースーツを悪役のエゼキエル以外ほぼ纏わない等マーベルファンが求めてい>>続きを読む

ローライフ(2017年製作の映画)

3.6

面白かった〜のだが、やや物足りない。出だしは良しとして作品全体の規模が思いのほか小さいのが惜しい。パルプ・フィクション的オムニバスにした弊害で存在だけで面白い主人公モンストロをあんまり活かせていないの>>続きを読む

ボーはおそれている(2023年製作の映画)

2.2

クソ程つまらん。翻弄される悲劇の主人公の顛末をただ切り取るだけで工夫を感じない。3時間分かり切った不条理一辺倒だと単調になる証明。それに切っても成り立つ箇所ばかりで贅肉だらけ。こんな作品ばかり持ち上げ>>続きを読む

ファイブ・ナイツ・アット・フレディーズ(2023年製作の映画)

2.4

つまらん。まず映画として退屈で散漫。ホラーとして生温い作りは百歩譲って、この手の作品に求めてもいない方向性にこの映画が向いた途端から途中から色々どうでも良くなってならなかった。というか、これで本当に原>>続きを読む

セルピコ(1973年製作の映画)

3.4

スカーフェイスみたいなパッケージ!と思いきや思ったより地味。

一応ジャンルとしては実録犯罪映画だが、警察の汚職に立ち向かった実在のアナーキーな警官を描いた作品な為、一概に犯罪映画のジャンルには括り難
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エクスペンダブルズ ニューブラッド(2023年製作の映画)

3.8

あれ?面白い。
評判より良かった…というのはえらくハードルを下げてからでなきゃ出ない感想なのは承知だが、ステイサムのアクション映画としては間違いなく中の上で、そこは大変手堅く楽しめた。

シリーズを通
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ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

2.4

待望の東宝ゴジラ最新作!!なのだが色々許し難い出来だった。

よく言われる人間ドラマ演出はハッキリ言って素人でもやらない程レベルが低く、無駄に感傷的で尚且つ、ゴジラのオリジンまで描写するくらい説明的な
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エクスペンダブルズ3 ワールドミッション(2014年製作の映画)

4.0

レビューしてたつもりが忘れてたw

前作の様なアクション映画スター大感謝祭を期待したら肩透かしを喰らうとよく言われるが、いやいやアクション映画スターブロマンスとして観たら最高傑作でしょう。まさかのデキ
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エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

2.0

情報過多な台詞や情報量をゴッチャゴチャにすれば面白くなると思ったら大間違い。

グリッドマン ユニバース(2023年製作の映画)

3.7

アニメのグリッドマンをまさかアニメで、しかもダイナゼノンとの集合を映画で!とアガったのだが…ハマれなかった。

アニメ版のファンとして面白かったには面白かったのに驚く程盛り上がらずに終わる。ダイナゼノ
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ヘドローバ(2017年製作の映画)

3.7

脚本は☆4.0、現場演出は☆1.0、ここでのスコアは作品自体楽しめたから贔屓目で。

スマホ撮影による身軽なカメラワークに自由過ぎる音楽のチョイスが作品に合ってる。ギャグ漫画のノリを暴走特急の様な勢い
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爆裂魔神少女 バーストマシンガール(2019年製作の映画)

2.0

この監督、干されたなー。という事で鑑賞。

この手の奇怪さを売りにした作品はかえって古びるのが世の常で、園子温の映画なんかは特にそれが顕著。なのに今作は2019年公開作品なのにセーラー服来た女性がパン
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レザボア・ドッグス デジタルリマスター版(1992年製作の映画)

5.0

もっと明確なレビューはすでに書いたのでこちらでは短文で…スクリーンで浴びる初期のタランティーノはこんなに至高なのか!と映画で久々に感動した。暴力シーンもキャラクターの魅せ方も全てが神がかってる。

インディ・ジョーンズと運命のダイヤル(2023年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

評判より全然良かった。

確かに傑作かと言われたら全く別。映画としてはぶっちゃけガタガタで、脚本も多数のライターに書き直された感が前作同様に否めないし、何より今回はスピルバーグじゃない。…のだが、完結
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インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国(2008年製作の映画)

4.4

過去鑑賞

インディのファンになるきっかけ!16年前に親に連れて行って貰って観たのがもう兎に角懐かしい…思い出補正でこの点数、とは言え見返しても本当に面白い続編でございました。

時代が移り変わって冷
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インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説(1984年製作の映画)

4.1

過去鑑賞

面白さでは前作を越えると思いますが、どうにも見せ場がしつこ過ぎてシリーズではそこまで好きではないですなぁ。ちょっと胃もたれする。

ヒロインが前作から変わったりピンチに次ぐピンチを努力無し
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レイダース/失われたアーク《聖櫃》(1981年製作の映画)

5.0

過去鑑賞

明けましておめでとうございます!今年もよろしくお願いします!
昨年は結局レビューが持続せず、途中放棄してしまいましたが、今年こそは短めの文でボチボチ更新出来たらと思います。未レビューの映画
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ブレット・トレイン(2022年製作の映画)

2.7

日本舞台なのになんで流す曲がステイン・アライヴやねん。初っ端から悪い意味でダサいし滑ってる。

もうねータランティーノの会話劇を真似するなと何度言えば分かるんだろうか。恐らくはこうすりゃあ印象に残るで
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鉄砲玉の美学(1973年製作の映画)

3.9

恐らく世界一ダサいヤクザ映画(褒め言葉)

意図が滑ってダサくなったのでなく本当に意図してダサい。が、ある意味任侠映画への反旗的な立ち位置の作品として中々エポックメイキングで、ヤクザ映画が好きなら観て
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ゼロ・グラビティ(2013年製作の映画)

3.3

過去鑑賞

地上波放送で観たのが完全悪手だったと思う。劇場だからこそ真価を発揮する作品だろうし、小さい画面で観るよりもタマヒュンは大いに感じられた筈。こりゃあ、観に行きゃ良かったな…

リアルなまでに
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アシュラ(2016年製作の映画)

5.0

こういう映画に出会う為に映画を観るんですよ、我々は…

自分が求めている暴力映画の要素ほぼ全てが詰まってると言っても過言ではなかったくらい、過激で痛快な暗黒地獄ノワール!もうね、この手の映画が好きだと
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イコライザー(2014年製作の映画)

3.4

新作がやるのでようやく重い腰を上げて観た。無双が過ぎてるくないか…

一見すれば普通に見える善人が実は物凄く強くて悪党裁きをするというよくありがちな題材をデンゼル・ワシントンの持ち味を活かす形で作れば
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ヘイトフル・エイト(2015年製作の映画)

3.6

タイトル、モリコーネのサントラ、明らかに過剰な銃撃と暴力…完全にマカロニウェスタンチルドレンな映画なワケですが、この手の映画は今やタランティーノにしか撮れないと言っても過言ではない。

しかし、嫌いで
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最後まで行く(2023年製作の映画)

3.2

うーーーーん。

シーン単体で観れば凄く良いのだが、全体として観ればえらく散らかっている上にリアルをやりたいのか漫画っぽさをやりたいのかもどっち付かずな印象を受けた。
そもそもの韓国オリジナル版も割と
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最後まで行く(2014年製作の映画)

3.9

日本版リメイク公開という事で。
大傑作ではないにしろ、行き当たりばったりの犯罪映画としてかなり面白くてハラハラが楽しい一本。

全編面白いが、死体をどうするか?の前半、ここの過程が特に。全部その場凌ぎ
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蜘蛛の瞳/修羅の狼 蜘蛛の瞳(1998年製作の映画)

4.5

お前、俺を殺しに来たんだろ!

ピヨシ版『ソナチネ』だった。ただ、前作以上に北野映画の模倣に見えてあの作品のその先を行くテーマ性があるからこそ独自の映画になったと思う。

一応、前作『蛇の道』の続編の
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蛇の道(1998年製作の映画)

4.3

ピヨシ印の世にも奇妙な復讐譚

目に見える低予算ぶりながら奇抜かつ発想力豊かで怖面白い。
引きの長回しで暴力映画という点で北野武を連想させられるのだが、もしかしたら彼以上にこの撮り方が上手いかも知れな
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タロウのバカ(2019年製作の映画)

2.4

過去鑑賞

昨年鑑賞してレビューした『グッバイ・クルエル・ワールド』の監督作という事で鑑賞。暴力や犯罪を扱う監督の一人らしいと聞いて興味が湧いた監督だったが、先程挙げた映画同様に全くハマらずに終わった
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ゴースト・イン・ザ・シェル(2017年製作の映画)

3.1

過去鑑賞

ザ・凡作ながら映画館で攻殻機動隊を味わえたのは喜ばしかった。
これがイケるならAKIRAの実写化ももっと上手く出来るんじゃないのかな。

しかし、攻殻機動隊とは言いつつエロ漫画家による本家
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インクレディブル・ファミリー(2018年製作の映画)

3.6

過去鑑賞

まぁこんなもんでしょう。面白い続編だった。家事!育児!世界の危機!という金!暴力!SEX!に似つつ家庭的で真っ当かと思ったらいきなり飛躍するキャッチコピー通り、家事と育児のピクサー印ヒーロ
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Mr.インクレディブル(2004年製作の映画)

3.7

過去鑑賞

ピクサー映画では初のPG指定となった本格的なヒーローモノ。思い返せばヒーローの栄枯盛衰からの復活って今のアメコミヒーロー映画ブームから観るとかなり先駆けではないか…?今のピクサーにはない発
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リスボン特急(1972年製作の映画)

3.5

メルヴィルの強盗サスペンス!の筈が、あんまり面白くはなかった。

アラン・ドロン演じる警察が麻薬組織を追うメルヴィル印のノワール。やはり彼らしく台詞は極端に省かれて派手な見せ場も少ない。前作『仁義』が
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